de748b3a.jpg今日は、三代目三遊亭金馬師の「池田大助」について少し。

落語の演目に「佐々木政談」と云う演目がありますね。
この演目は、本来は大坂東町奉行だった佐々木信濃守の話です。
元々は上方落語だったのを、江戸南町奉行に置き換えて東京の落語にしたのが、六代目の圓生師だそうです。
さらにそれを、佐々木信濃守を大岡越前守に替えて、
子供の名前のも池田大助」と云う演題に替えたのが、
三代目 金馬師です。

元々の上方落語を圓生師は、
二代目 三木助師からこの演目を教わり、三代目 金馬師に教えたと語ってます。(圓生師は結構色んな噺を金馬師に教えています)金馬師は圓生師より子供の語りが上手かったと言われていたそうで、
そこで子供の名前を池田大助に、奉行の名を大岡越前に替えたのだそうです。
実際に大岡越前の部下に同名の人がいたそうですが、
その辺を参考にしたのかもしれません。
しかし、この噺の様な事は無かったそうなので、別人でしょうね。

で、金馬師が「池田大助」を演じている音源をうpしました。
放送の関係で上下に別れていますので、そのつもりで聞いて下さい。
いつもの様に期限は一週間です。

昭和33年頃のラジオの放送での録音です。

https://www.webfile.jp/dl.php?i=792481&s=da32e05d808e60f43881