7d0cea53え〜、今日は「藪入」です。
この前から、ネットに接続するモデムの調子がおかしくなり、ついに駄目になって仕舞いました。
交換を頼み、代わりの新しいモデムが来まして、交換したのですが、これが調子が可笑しいのです。
まず、簡単に接続出来ないのです。
プラウザを立ちあげても、接続不能の表示で再試行をクリックするとやっと繋がるのです。
その再試行が出るまで、四苦八苦です。
もう少しすると安定するのでしょうか?
無線LANは使っていないのですが・・・

さて本題に・・・
藪入りとは1月の16日と7月の16日に奉公人が休みを貰えて実家等に帰れる日の事で、古くは宿入りといい、
商家の奉公人の特別休暇のことです。
奉公人だけはなく、お嫁さんも小遣いやおみやげを貰えて実家に帰れました。
最も近頃は近所に住んで、毎日帰ってる方が多い様ですが・・・

その昔は「お釜様」と言うバレ噺だったのを、初代小せん師がバレの部分を取り、「鼠の懸賞」と言う題に替えました。それを三代目金馬師が練り直し人情味を加えて「藪入り」と言う噺に仕上げました。
演者には、金馬師を始め今輔師、五代目圓楽師、や小三治師等多くいます。

明日息子が藪入りで初めて帰ってくるというので、熊さんは気もそぞろ。鰻を食わせてやろう、御大師様へ連れて行こうと一睡もしないで帰りを待っていると入り口に人の気配。「めっきりお寒くなりまして……。お父ッつぁん、おッ嬶さんにもお変わりなく」という挨拶をしたのは、まだ子供だと思っていた亀坊。さっぱりして来なと風呂に行かせて荷を片付けると紙入れから十五円という大金が出てきます。
心配性のかみさんが、子供に十五円は大金で、そんな額をだんながくれるわけがないから、
ことによると魔がさして、お店の金でも……
と言いだしたので、気短で単純な熊は、帰ってきた亀を、いきなりポカポカ。
かみさんがなだめでわけを聞くと、このごろペストがはやるので、
鼠を獲って交番に持っていくと一匹十五円の懸賞に当たったものだと、わかる。

だんなが、子供が大金を持っているとよくないと預かり、今朝渡してくれたのだ、という。
へえ、うまくやりゃあがったな。この後ともにご主人を大切にしなよ。
これもやっぱりチュウ(=忠)のおかげだ」

今では奉公等したこと無い方ばかりですが、親子の情愛は伝わると思います。
前半の、熊さんの妄想のおかしさ、と後半のやり取りといい、味わい深い噺だと思います。
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