はじめのブログ

落語好きの中年オヤジが書いてる落語日記

柳家さん喬

浅草演芸ホール九月下席九日目

3363f78e 今日はお休みなので、浅草に行ってきました。toshiさんから譲られた招待券を有効に使いたいという目的もありました。
 早くから行くつもりでしたが用事が重なり到着したのは仲入り後でした。高座には喬志郎さんが上がって新作をやっていましたが、急いで行ったのと、暑さで汗だくだくで聴いてる余裕はありませんでした。
入場すると「招待券の人は二階ですから、下にいくとお金取りますよ!」と凄まれ、最初から嫌な思いです。
私は二階が好きなのと、従来から、椅子を縄で縛って制限をするくらいなら、招待券のお客は二階にすれば良いと思っていましたから、その事には何も思いませんが、言い方があるだろう……そう思いました。
気持よく笑おうと思って来ているのに、あの口のきき方は無いだろうと思いました。

・江戸屋猫八   ものまね
・蜃気楼龍玉   子ほめ
・柳家喜多八   代書屋
・林家正楽     紙切り
・柳家さん喬    幾代餅

 さん喬師の「幾代餅」クサかったですw でもそれがこの日の寄席の雰囲気と妙にマッチしていて、中々良かったです。これがあるから寄席は面白いですね。かなりの人が泣いていました。

 ここで一旦出まして並び直しました(夜の部の招待券です)
かなり長い列が出来ていまして、しかも入場が遅れました。
一階は満員で二階もほぼ満員になりました。

前座   林家 たま平 コブくんの長男だそうです。「二人旅」の煮売屋のくだりをやってました。前座の噺か?

・林家ぼたん     漫談  意外と雑というか荒い高座でした。最初で会場がざわついていたのですが……
・古今亭志ん陽   与太郎噺(幾つかの小咄)
・林家あずみ     三味線漫談  初めて高座を見ました。初々しくて良かったです。将来が楽しみです。
・林家うん平     よっぱらい   「替り目」の俥屋が出て来ないバージョン
・桂文生        漫談
・丸山おさむ     声帯模写    声帯模写というより立派なコンサートでした!
・古今亭志ん輔   紙入    新吉が貸本屋ではなく小間物屋でした。

ここで事情が出来、ここまで聴いて帰宅しました。

まあ、寄席らしい感じでしたね。ホールの従業員皆が感じ悪いのではないですが、お客の係の者が感じ悪いのが浅草の評判を落としていますね。
という訳でまた〜 (^^)続きを読む

「棒鱈」と言う噺

k0200a今日は「棒鱈」です。

かなり古くからある噺らしいのですが、噺の内容からすると幕末あたりですかねえ?

代々小さん一門に伝わっている噺です。八代目柳枝師が特にしていました。
現役では小三治師、さん喬師を始めかなりの噺家さんが演じています。

江戸っ子の二人連れが料理屋の隣座敷で、田舎侍が大騒ぎする声を苦々しく聞いています。
「琉球へおじゃるなら草履ははいておじゃれ」などという間抜けな歌をがなっていて、静かになったと思ったら、
芸者が来た様子で、隣の会話が筒抜けに聴こえてくるので、余計腹が立って来ます。
芸者が、「あなたのお好きなものは?」と聞くと
「おいどんの好きなのは、エボエボ坊主のそっぱ漬、赤ベロベロの醤油漬けじゃ」等と言う始末。
何の事かと思ったら、タコの三杯酢と鮪の刺し身だと言う。
「おい、聞いたかい。あの野郎の言いぐさをよ。マグロのサムスだとよ。……なに、聞こえたかってかまうもんか。あのバカッ」
と大きな声を出して仕舞います。
芸者が、侍が怒るのをなだめて、三味線を弾きますから何か聞かせてちょうだい
と言うと、侍
「モーズがクーツバシ、サーブロヒョーエ、ナーギナタ、サーセヤ、カーラカサ、タヌキノハラツヅミ、ヤッポコポンノポン」と、歌い出す始末。
あきれかえっていると、今度は「おしょうがちいが、松飾り、にがちいが、テンテコテン」とやりだします。
気の短い江戸っ子が、我慢ならなくなって、隣を覗こうと立ち上がります。
相棒が止めるのも聞かずに出かけていくと、酔っているからすべって、障子もろとも突っ込みます。
驚いたのが田舎侍。
「これはなんじゃ。人間が降ってきた」
「何ォ言ってやがるんでえ。てめえだな。さっきからパアパアいってやがんのは。酒がまずくならあ。マグーロのサスム、おしょうがちいがテンテコテンってやがら。ばかァ」
「こやつ、無礼なやつ」
「無礼ってなあ、こういうんだ」
と、いきなり武士の面体に赤ベロベロをぶっかけたから
「そこへ直れ。真っ二つにいたしてくれる」
「しゃれたたこと言いやがる。さ、斬っつくれ。
斬って赤くなかったら銭はとらねえ、西瓜野郎ってんだ。さあ、斬りゃあがれッ」と、大喧嘩。
そこへ料理人が、客のあつらえの鱈もどきができたので、薬味の胡椒を添えて上がろうとしたところへけんかの知らせ。
あわてて胡椒を持ったまま、それを振り掛けたからたまりません。
ハックション、ハックションの連続です。
さすがに静かになり、「どうなりました?」
丁度、胡椒(故障=邪魔)が入ったところ・・・

まあ、江戸っ子は地方の藩の武士が江戸に出て来て努めていても「浅葱裏」と言ってバカにしていたそうです。
それにこの噺の時期はどうも幕末から明治の初めと推定されますので、薩摩出身の武士には余計反感があったのかも知れません。
その点でも「首提灯」と似ている処がありますね。
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立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花……って……

IMGP0002-1え〜菖蒲園も今は藤の花が満開を迎えました。本当にいい匂いが園内を漂っています。

それから、牡丹も見頃を迎えました。
写真はこの度、安デジカメを買いましたのでその試写を兼ねて加工したものです。
上のが赤い牡丹で、下が白ですね。
白はこれからと言う処ですね。
他にピンクもありますが、ピンクがそろそろ終わりなので撮しませんでした。
IMGP0003-1

しかし落語で牡丹と言うと「二番煎じ」のイノシシの鍋か「短命」の伊勢屋のお嬢さんですね。
その色香に迷って婿になった男達が次々に命を落とす、と言う悲しくも背筋が凍る噺ですねえ……
え? 違いましたか……そうでしたか?

まあ、私なんか命をも落としても良いと思う女性に逢ってみたいですねえ〜(^^)
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江戸っ子が啖呵を切りたいだけの噺?

k0200a今日は「棒鱈」です。

かなり古くからある噺らしいのですが、噺の内容からすると幕末あたりですかねえ?

代々小さん一門に伝わっている噺です。八代目柳枝師が特にしていました。
現役では小三治師、さん喬師を始めかなりの噺家さんが演じています。

江戸っ子の二人連れが料理屋の隣座敷で、田舎侍が大騒ぎする声を苦々しく聞いています。
「琉球へおじゃるなら草履ははいておじゃれ」などという間抜けな歌をがなっていて、静かになったと思ったら、
芸者が来た様子で、隣の会話が筒抜けに聴こえてくるので、余計腹が立って来ます。
芸者が、「あなたのお好きなものは?」と聞くと
「おいどんの好きなのは、エボエボ坊主のそっぱ漬、赤ベロベロの醤油漬けじゃ」等と言う始末。
何の事かと思ったら、タコの三杯酢と鮪の刺し身だと言う。
「おい、聞いたかい。あの野郎の言いぐさをよ。マグロのサムスだとよ。……なに、聞こえたかってかまうもんか。あのバカッ」
と大きな声を出して仕舞います。
芸者が、侍が怒るのをなだめて、三味線を弾きますから何か聞かせてちょうだい
と言うと、侍
「モーズがクーツバシ、サーブロヒョーエ、ナーギナタ、サーセヤ、カーラカサ、タヌキノハラツヅミ、ヤッポコポンノポン」と、歌い出す始末。
あきれかえっていると、今度は「おしょうがちいが、松飾り、にがちいが、テンテコテン」とやりだします。
気の短い江戸っ子が、我慢ならなくなって、隣を覗こうと立ち上がります。
相棒が止めるのも聞かずに出かけていくと、酔っているからすべって、障子もろとも突っ込みます。
驚いたのが田舎侍。
「これはなんじゃ。人間が降ってきた」
「何ォ言ってやがるんでえ。てめえだな。さっきからパアパアいってやがんのは。酒がまずくならあ。マグーロのサスム、おしょうがちいがテンテコテンってやがら。ばかァ」
「こやつ、無礼なやつ」
「無礼ってなあ、こういうんだ」
と、いきなり武士の面体に赤ベロベロをぶっかけたから
「そこへ直れ。真っ二つにいたしてくれる」
「しゃれたたこと言いやがる。さ、斬っつくれ。
斬って赤くなかったら銭はとらねえ、西瓜野郎ってんだ。さあ、斬りゃあがれッ」と、大喧嘩。
そこへ料理人が、客のあつらえの鱈もどきができたので、薬味の胡椒を添えて上がろうとしたところへけんかの知らせ。
あわてて胡椒を持ったまま、それを振り掛けたからたまりません。
ハックション、ハックションの連続です。
さすがに静かになり、「どうなりました?」
丁度、胡椒(故障=邪魔)が入ったところ・・・

まあ、江戸っ子は地方の藩の武士が江戸に出て来て努めていても「浅黄裏」と言ってバカにしていたそうです。
それにこの噺の時期はどうも幕末から明治の初めと推定されますので、薩摩出身の武士には余計反感があったのかも知れません。
その点でも「首提灯」と似ている処がありますね。
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ねえ、誰にも言わないから、私にだけ教えて!

20070928_423416今日は「天狗裁き」です。

wikiによるとこの噺は
元々は上方落語の演目の一つで、長編落語『羽団扇』(演じ手は2代目三遊亭円歌など)の前半部分が独立して、一席の落語となった。現在の演出は、上方の3代目桂米朝が発掘・再構成し復活させたものによる。
東京では5代目古今亭志ん生が得意とした。
とあります。そうか米朝師が作り上げたのか・・・なるほど。(^^)

夢を見ていた八五郎。かみさんに起こされ、見ていた夢を質問されますが、見ていないので、
「見ていなかった」と言うと、「寝言を言っていたから夢を見ていたはず!」と言う事を聞きません。

そこから「夢を見たんだろ?」「見てないって言っているだろ!」と言い合いになってしまい、かっとなった八五郎はついかみさんに手を上げてしまいます。
「殴ったね? 好きに殴りよ、さぁ殺せェ!!」
物凄い騒ぎになってしまい、びっくり仰天した隣の辰公が仲裁しに飛び込んできます。

何とか八五郎のかみさんをなだめ、喧嘩を治めた辰公。ところが、今度はこの辰公が『夢の内容』を知りたくなって、「友だちになら話せるだろう」と言い、結局喧嘩になってしまい、今度は表を通りかかった大家に仲裁をしてもらった。しかし、この大家もまた『夢の内容』を知りたくなって、
「大家と言えば親も同然、店子と言えば子も同然」という諺を盾に、何とか『夢の内容』を聞き出そうとする大家だが、見ていない物を説明できるわけがありません。

「出て行け、店立てだ!!」「誰が出て行くか!?」「出て行かない? お上に訴えてやる!!」とまた大騒ぎになってしまい、訳も分からぬまま八五郎はお白州へ。
この珍妙な事件に奉行も面食らってしまい、最初は「くだらない事を持ち込むな!!」と八五郎を弁護するが、お裁きを進めるうちにこの奉行もまた『夢の内容』が知りたくなってしまいます。

奉行に質問され、また「見ていません」と答えた八五郎。奉行は怒ってしまい、八五郎は高手小手に縛られ、奉行所の庭にある松の木に吊り下げられてしまいました。
「何でこうなるのかな・・・」と考えていると、急に突風が吹いて八五郎の体がふわりと空へ・・・。
着いたところは鞍馬山。腰をさすりながら、八五郎が顔を上げると何と目の前に天狗が立っていた!
「ど・・・どちら様?」
「高尾の大天狗である!あんな変な奉行に人は裁けない。だからわしが助けたのだ」
八五郎は大感謝するが、この天狗、話をしているうちに例のごとく『夢の内容』が気になってしまった。
「人になら話せぬでもこの天狗になら大丈夫であろう」
「いえ見ていないもので・・・」
やり取りしてるうちに怒り「出した天狗が八五郎の首を絞め始めます。
「ギャー、助けてぇー!!」
びっくりして目を覚ますとかみさんが横にいる。『夢だったのか』とほっとする八五郎に、おかみさんが
「ねえ〜どんな夢を見たの?」

元が同じ噺に「羽団扇」と言う噺があります。
最初は同じ出だしですが、途中で天狗の羽団扇をいただいてしまい、
それを使って大活躍するという噺で、
詳しくはこちらで・・・http://blog.livedoor.jp/isogaihajime/search?q=%B1%A9%C3%C4%C0%F0続きを読む
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