はじめのブログ

落語好きの中年オヤジが書いてる落語日記

林家たい平

「東京かわら版」12月号より

img106今日は、「東京かわら版」12月号より記事を拾ってみたいと思います。

まずは表紙は、たい平師ですね。昨年は白酒しさんでした。今年の充実ぶりは特筆でしたね。
来年は、たい平師が飛躍するでしょうか?

・「落語と私」はアーチストの宮島達男さんです。この方歳もそうですが高校が小岩高校だそうで、割合近所だったのですね。高校で落研を作り、柳朝師の「道具屋」を参考にして演じたそうです。なんか近親感湧きます。
落語にも芸術にも共通するものがあるそうです。

・インタビューはたい平師です。
毎年演じてる「芝浜」のことと、「笑点」についての思いを語っています。
「芝浜」は「その年をどう生きてきたか」が問われる演目なんだそうです。
「笑点」については、その力がいかに凄いかを語っています。
それから、落語家とは要するに「イタコ」だという持論だそうです。

・圓菊師の追悼特集で、何と、菊龍師と志ん弥師が対談しています! これは凄い!!
お二人とも最初の稽古の噺は「たらちね」だったそうです。
稽古の厳しさを色々と語っておられます。
読んでいて楽しいですね。
一門の若手が活躍しているのを見ても、圓菊師の理論は間違っていなかった。
と語っていました。

圓菊師は本当によく稽古していたそうです。お二人から云わせると「のべつまくなし」だったそうです。
それでも、りん婦人に「稽古量が足らないんだよ!うちのお父ちゃんは、遊んでる様に見えて、あんたらの三倍は稽古していたよ」と云われたそうです。凄いですね。
あと、色々と語っておられます。私が初めて知った事等もおっしゃっています。
圓菊師のファンなら買って損は無いと思います。

・若手の紹介は、柳家右太楼さんです。最近やる気が俄然出て来たそうです。

・地域寄席は、「茶や、あさくさ文七」というお店です。
オレンジ通りのエリカビル2階にあります。二つ目さんの勉強会が多く開かれているそうです。
また、貸切もできるので、天狗連の高座もあるそうです。

・本日のお題は「赤穂浪士銘々伝・赤垣源蔵徳利の別れ」です。
これは講談浪曲のネタですね。話は有名ですね。

・堀井ちゃんのコーナーは、「やかん」に関する考察です。
よく調べてるな、と関心しますが、これだけデーター取ってるとアルバイトの時はいざしらず、
本人は噺聴いてないだろうなぁ〜。

・芸協の「らくごまつり」の模様が載っています。楽しそうです。

今回はこんな処で・・・・続きを読む

紙屑をより分けて白日夢を見る若旦那

image1今日は若旦那噺の「紙屑屋」です。
「湯屋番」程高座には掛かりませんが聴いていてこちらの方が演者によっては面白いです。
何故なのか、と言うと、この「紙屑屋」は若旦那の妄想に色々な芸が絡んでくるので、芸達者な演者でないと出来ないネタだからです。
上方落語では『天下一浮かれの屑より』という演目で、もちろん音曲が豊富に入っています。
東京で音曲が噺に入るのは限られているので、余り掛からないのもその辺に原因が有るのかも知れません。

道楽のし過ぎで勘当され、出入り先の棟梁のところへ居候している若旦那。しかし、まったく働かずに遊んでばかりいるため、居候先の評判はすこぶる悪い。とうとうかみさんと口論になり、困った棟梁は若旦那にどこかへ奉公に行くことを薦めた。
「奉公に精を出せば、それが大旦那様の耳に届いて勘当が許されますから」
さて、若旦那が行かされた先は町内の紙屑屋(現在で言うところの古紙回収業)。早速いろいろとアドバイスを受け、主が出かけている間に紙の仕分けをやらされる事になった。
「エート・・・。白紙は、白紙。反古は、反古。陳皮は陳皮。エー・・・」
早速仕事をやり始めるが、道楽していた頃の癖が抜けずに大声で歌いだしてしまいなかなか捗らない。
挙句の果てには、誰かが書いたラブレターを見つけて夢中になって読み出してしまった。
一度は正気に戻って仕事を続けるが、今度は都々逸の底本を見つけて唸り出してしまう。
また正気に戻って仕事を続けるが、今度は義太夫の底本を見つけ、役者になった気分で芝居の真似事を始めてしまった。そこへ主が帰ってきて
「何をやっているんですか? まったく、貴方は人間の屑ですねぇ・・・」
そう云われて若旦那は
「屑? 今選り分けているところです」

この色んな芸ほ披露する処で、各演者の得意な演目が入る事があります。
上方のタイトルの「天下一」とは、サイコロ賭博の目の一つで、これが出ると場にあるお金はすべて胴元のものになる決まりの事です。つまりすべてパア〜と言う事?
と思って調べたら、違っていました。
>もともとは、クズの山から出てきたサイコロで遊んでいるうちにこの目が出て、「総取りや!」とせっかくより分けたクズをかき寄せる落ちが使われていたことに由来している。WiKiより

また、上方だと最後は娘道成寺になるそうです。鞠突きの三味線が隣の稽古屋から聞こえ出し、居候が踊り出すと、長屋中も一緒に踊り出す騒ぎとなる、大変な体力が要求される話で、大ネタ扱いです。

私が子供の頃には「屑屋」さんが各家を回って、紙くずや瓶、金物等を買い集めていました。
いまでも名前は変わっても同じ商売はあります。
家の近くには、ダンボール専門の回収業者さんがあり、本来業務様は有料のシールを貼らないと回収してくれませんが、ここに持ち込むと無料で引き取ってくれます。
以前、ダンポールが高額だった頃は買い上げてくれました。

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今度はどんな穴に秋葉様のお札を貼ったらよいか

gyuutai今日は「牛ほめ」です。決して昨日「家見舞」で新築の家繋がりで安易に「牛ほめ」を選んだわけじゃ無いからね! とお約束を書いてみます。ww

もうこれは、よく知られている様に、「池田の牛ほめ」という上方落語ですが、幕末には江戸でも演じれていた様です。
最も上方は、、貞享4年(1687年)に出版された笑話本・『はなし大全』の一遍である「火除けの札」が、
江戸は、天保4年(1833)刊で初代林屋正蔵編著の噺本「笑富林」中の「牛の講釈」が、現行の噺のもとになったそうです。すると林家の噺なのかな?

まあ、粗筋もワザワザ書く事も無いような噺ですが・・・
二十歳になった与太郎が、佐兵衛おじさんを訪ね、普請した家をほめることになった。
 父親が、挨拶とほめ口上を教え、更に、おじさんは、台所の柱に穴があるのを気にしているからこう言うんだ。
「この穴は気にすることはありません、柱の穴には秋葉さまのお札をお貼りなさい、第一火の用心がよろしい」と。
 おじさんの家に行って、父親に教えられた通りに、うまく挨拶をこなし「総体桧造り」を「へのき造り」などと何度か引っ掛かりながらも、柱の穴の処理法まで説明できた。
 おじさんはたいそう感心して、与太郎をほめ十銭の小遣いをやる。
 次に牛をほめるのだが、牛が馬糞したぞと、トンチンカンな話に流れ、おじさんは牛のお尻の穴を気にしてんだろうと思い込み。
「この穴は気にすることはありません、穴の上には秋葉さまのお札をお貼りなさい、
穴が隠れて屁の用心になります」
大体此の様な流れで噺は進んでいきます。
ここでの注目は、オヤジさんが教える、家の褒め方の口上ですね。
「家は総体檜づくりでございますな。」
「畳は備後の五分べり」
「左右の壁は砂摺りでございます」
「天井は薩摩の鶉杢(うずらもく)」
「お庭は総体御影づくりでございますな」
と言う処でしょうね。
砂摺りの壁は今でもありますし、壁紙なんかでもそれを印刷したのがありますね。
畳は言うまでもなく、檜の家は今でも高価です。(今のが高価か?)
御影ずくりの庭とは、御影石を多用した庭造りの事です。

後は秋葉神社の事ですね。
秋葉神社は、遠州森の石松で有名な、浜松市天竜区春野町の秋葉山本宮秋葉神社の事です。
昔は秋葉大権現と言いました。
ちなみに、現在の秋葉原の地名の由来なのですが、ここに明治2年(1869)暮れの大火を受け、明治天皇の勅命により翌明治3年(1870)に現在のJR秋葉原駅構内(東京都千代田区神田花岡町)の地に、火の神・火産霊大神(ほむすびのみこと)、水の神・水波能売神(みずはのめのみこと)、土の神・埴山毘売神(はにやまひめのみこと)の三柱を皇居内紅葉山より祀神として勧請したのが始まりです。
つまり、秋葉権現とは直接関係無いのですが、秋葉大権現が勧請されたものと誤解した人々は、この社を「秋葉様」「秋葉さん」と呼び、社域である周辺の火除地(空地)を「秋葉の原(あきばのはら)」「秋葉っ原(あきばっぱら)」と呼んだのが始まりです。
私もそう思ってましたが違うのですね。

秋葉神社そのものは東京でも向島(墨田区)と松が谷(台東区)にありますし。日本各地に召喚されて祀られています。
蛇足ですが、この噺の舞台は小石川です。昔は小石川あたりでも農家で牛を買っていたのですね。


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教科書にも載る噺、寿限無

jugemu今日は古典落語の基本中の基本「寿限無」です。
もうこれはね、小学校の教科書にも載っていますので、日本人で知らない人はいないのでは無いかと思います。

めでたく玉のような男の子が産まれたというので、親御さんは犬応び。
なんとかわが子にめでたい名前をつけたい一心から、亭主は知恵者の寺の和尚に名づけ親になってもらおうと相談に出かけることにした。

「なにかこう、長生きができそうで、一生食いっぱぐれのないような名前をお頼み申します」
等と調子の良い頼みをします。
色々考えたのですが、どれもイマイチでしてピンと来ません。
そこで和尚は、 「そうじゃ、今思い出したが、『無期限の寿命』を衣す言葉がお経の中にある。それを含んだ言葉として『寿限無』というのはどうじゃな?」
 「へえ、そりゃ長生きしそうだな......、和尚さんそういうのほかに何かありませんかねえ?」
 「まだいくらでもある。『五劫の摺りりれ』というのはどうじゃ?
 一劫は三1年に一度天人が天降って、下界の大岩を衣で撫でる。その岩が摺り切れてしまうまでの時間を
一劫という。瓦劫はその瓦倍だから、ほとんど永遠と同じ意味になるな」
 「なるほど......いゃ、さすがですねえ和尚さん、で、ほかには何かありませんか?」
 亭主は、和尚さんに縁起がよくて長生きをしそうな言葉を次つぎに聞き出し挙句、「この辺でなんとか手
をうちやしよう。
じゃ、そいつを全部紙に書いてください。家に帰ってかかあに見せて相談しますから......」
家に帰ってかみさんに相談するも、なかなか話がまとまらない。そこで亭主は、「ええぃ、少しぐらい長
えからって捨てちまうのは勿体ねえや」ということで、ついた名前が・・・

寿限無寿限無、五劫の摺り切れ、海砂利水魚の水行末、雲来末風来末、食う寝る所に住む所、
ヤブラコウジのブラコウジ、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、
グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助
と言う長い名前。

やがて、名前のせいなのか、子供はすくすくと育ちまして、ある日の事。
学校へ行くのにもいちいち名前を呼ぶのでもう大変!
何時までも、何時までも時間が掛かるので、学校は夏休みになっちゃった。

これは珍しいサゲで、よく有るのは喧嘩してタンコブをこさえてきた友達が言いつけに来ると、名前が長いので、
タンコブが引っ込んでしまうと言うもの。これが一般的ですね。

変わった所では、寿限無が川に落ちてしまい、友達が家に家族の助けを呼びに来るのですが、名前が長いので、溺れて死んじゃった。と言うブラックなオチです。
実は、私の通っていた小学校で、給食の時間にこの「寿限無」を放送部が朗読したのですが、この川に落ちて死んじゃうバージョンを放送してしまったのです。
あれ、問題にならなかったのかなぁ〜(^^)

この会話の「寿限無......」とある部分を、すべてフルネームで繰り返すナンセンスで笑いを誘うのですが、
子供とおかみさん、父親でそれぞれ言い立てのテンポを違わせていますね。
大体、子どもよりも大人のほうが早くなり、話がすすめばすすむばどハイテンポになって行きますね。
そこも聴きどころですね。
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「大正製薬 天下たい平! 落語はやおき亭」について

今日はこの四月から始まった新番組「大正製薬 天下たい平! 落語はやおき亭」について少し。
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この番組も早、ひと月がたちました。
歌丸師のインタビュー等があって、同局の落語DEデートと違いを出す方針の様ですね。
演目的には4月はこ小さん師と金馬師ですか、今月に入って、歌丸師と昨日の圓蔵師ですね。
昭和の名人達は落語DEデートで取り上げてるので、むしろ今の噺家さんや古くても小さん師ぐらいまでが、いいのでは無いでしょうかね。(^^)

来週は二代目・桂小南 「ぜんざい公社」
再来週は十代目・金原亭馬生 「松山鏡」だそうです。
小南師の「ぜんざい公社」は最後の女の役人がいかにも役人ぽくて笑ってしまいます。
十代目・金原亭馬生 「松山鏡」は貴重だそうです。聴かねばww

落語DEデートもこの番組も関東ローカルなんですかね?
落語の番組って多いですよね。
全国展開していたのが爛漫ラジオ寄席でしたが、これも関西では放送されていませんでした。
きっと今年の冬からの放送もそうでしょうね。
ウケないからなんでしょうかね?

落語DEデートはゲストによりますが、上方落語が掛かります。
文枝師や松鶴師、三代目文我師なんてのも放送されましたね。
あの番組の一つの面白さに、殆ど落語を知らない女の子に志の輔師がどの様にして説明するのか?
と言う楽しみも」あります。(え、ちがう!そうかな?)

たい平師はあそこの一門では珍しく古典落語の可能性を感じさせてくれる噺家さんなので、これからの番組に期待したいです。

Radikoが関西の放送局が聴けていた頃はABCやMBSの落語放送を聴けて幸せでしたね。
震災の影響でしたがね・・・・




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