はじめのブログ

落語好きの中年オヤジが書いてる落語日記

春風亭一之輔

浅草演芸ホール3月下席夜の部三日目

雷門今日は休みなので浅草にいきました。
正直、出先だと例の「RS計画」の再生数が気になって何回も確認してしまいました。
追い上げられています。皆様宜しくお願い致しますm(_ _)m
「RS計画」

さて、前座さんは、つる子さんで「たらちね」でした。恐らく教わった通りに演じていましたね。頑張って欲しいです。

朝也さんが「子ほめ」でした。サゲは「半分だ」でしたね。個人的には「只だ」の方が好きです。
そして柳朝さんでした。元気になられて良かったです。演目は「転失気」でした。次が小菊さんで、その次が圓丈師でした。白鳥師の「シンデレラ伝説」でしたね。何か得した気分です。
お次がさん喬師でしたが時間の関係か「替り目」を短くやりました。10分掛からなかったと思います。正楽師の紙切りの後は、市馬師で「長屋の花見」でしたがきっちりとやりましたね。さん喬師が時間を譲ったのかも知れません。
会長、HPの件考え直してください!

そして志ん輔師で「紙入れ」でしたが思い入れたっぷりに演じました。のいる順子師の漫才の後は仲入りでこぶ蔵でした。「新聞記事」でしたが。ひどかった……間が……悪いものを見てしまいました。

喰い付きは馬石師で「花色木綿」でした。さすが古今亭一門です!
夢葉さんのお笑いマジックの後は文楽師で「六尺棒」でした。いい出来でしたね!
次が百栄師で「道具屋」でした。これも無難でした。
膝前が圓太郎師で「権助芝居」でした。時期はずれのこの噺をよく演じていましたね。
仙三郎社中の後はトリの一之輔師で「茶の湯」でした。この噺は先代柳朝師が三代目金馬師から受け継いだ噺ですが今日の一之輔師は若い女性客が多かったので大胆にアレンジしていました。まるで喬太郎師の感じでしたね。あの地味な噺を爆笑に変えていました。寄席ならありだと思いました・
 満員のお客さんが入っていて、誰もが全力で演じていたと思います。
 HPの事はさておき、こうした高座を続けて欲しいと思いました。

浅草演芸ホール11月下席五日目夜の部

4cca5763今日は仕事が休みなので浅草に一之輔さんを聴きに行きました。
 実は先週も芸協の芝居を見に行ったのですが、特に書くこともありませんでした。楽しかったですけど、顔ぶれから見るとこれぐらいはして貰わねばと思いました。

前座さんから書いて行きます。
前座は今月から前座になった一朝師のお弟子さんで一花さんです。可愛い娘でした。演目は「転失気」でした。これは女流の方が多くやる演目ですね。やりやすいのでしょうね。同じ一門なのでぴっかりさんと似ていました。

次が、同じ一朝師の一門で一蔵さんでした。「猫と金魚」でしたが、何か具合が悪いような感じでした。
次が三語楼さんで「幇間腹」でした。可もなく不可もなしでしたね。
 そして、とんぼ、まさみの上方の漫才の次が今月から二つ目に昇進して柳家フラワーから花飛(かっとび)と名を改めた花飛くんです。「出来心」でしたが良い出来でした。噺にセンスの良さを感じました。
 次はいよいよ川柳師でおなじみの「ガーコン」でした。さすがにお歳を感じさせますが、何時迄も元気で居て欲しいです。
 ぺぺ桜井さんのギター漫談の後は代演で志ん橋師で「無精床」でした。
その次は白鳥さんで高座で急遽「ネタを変えました」と言って「「戦え、おばさん部隊」を演じてくれました。面白かったですこのネタは。
 世津子さんの手品の後は仲入りで一朝師で季節のネタ「尻餅」でした。ぺったんぺったんいい音が高座に響きました。

くいつきは柳朝師でしたが、やはり痩せていましたね。元々細い人でしたが、体が薄くなった気がします。演目は元気に「宗論」で色々なシーンを追加してかなり長い噺になっていました。
 その後は林家あずみさんで三味線漫談です、この方見るの二回目です。頑張って欲しいですね。
 そして、いよいよ本日のお目当ての一人三三師です。演目は「浮世床」から「洒落将棋」のくだりを丁寧にやって笑いを取っていました。やっぱり良いですね。この人は……

 次が文楽師で「替り目」でした。この半年何回か文楽師の高座を見ていますが、「替り目」が多いです。もう三回連続です。でも、今日のは良かったです。いい出来でした。これぐらい出来れば文楽の名は重くないと思いました。それぐらい良かったのです。恐らく師匠も「今日はよく出来た」と思っているでしょう。

 そして、あした順子さんと昭和のいるさんの漫才でした。のいるさんがボケでなくツッコミという珍しい漫才でした。でも順子師匠お元気です。
 その次が小里ん師で「手紙無筆」でした。先代の小さん師を思わせる出来でした。益々似てきましたね。
 鏡仙三郎社中の太神楽の後はいよいよお目当ての一之輔さんです。演目は「明烏」でした。

 この日の「明烏」はいい出来でしたね。源兵衛と多助が生き生きと描写されていて、一之輔師がこの噺をこの二人を中心に描くことにより、吉原を知らない世代や、女郎買いの噺を女性にも納得させるものに仕上げていました。私の中では文楽、志ん朝、に次ぐ「明烏」でした。真打昇進からこの人が大きく前進したことが本当に良く判る高座でした。
 生憎の雨模様でしたが、この日の噺家さん達は皆、一生懸命にやってくれたと思います。八割ほどの入りでしたが、お客は皆満足して帰ったと思います。
 こんな日もあるから寄席通いは止められませんね(^^)
 
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猫久と言う噺

img_1529166_32283524_0今日は「猫久」です。

原話は不詳で、幕末の嘉永年間ごろから口演されてきた、古い江戸落語で、明治中期の二代目小さん師が完成させた噺で、それ以来代々小さん師が工夫を重ね現代まで伝わってきました。

 長屋の熊さんの向かいに住んでいる久六は、いつもおとなしく、猫の久六と呼ばれている。
その猫久が、ある日、血相を変えて家に帰ってきて、刀を出せと女房に言いつける、あわてて止めると思いの外、
女房は刀を三度押し戴いてから亭主に渡し、猫久は駆けだして行った。

向かいで一部始終を見ていた熊さんは、床屋に行って、大声で親方にその話しをします。
それを、たまたま奥で聞いていた侍が、それは天晴れ、女の鑑であると感心して、
「よおっく承れ。日ごろ猫とあだ名されるほど人柄のよい男が、血相を変えてわが家に立ち寄り、剣を出せとはよくよく逃れざる場合。また日ごろ妻なる者は夫の心中をよくはかり、これを神前に三ベンいただいてつかわしたるは、
先方にけがのなきよう、夫にけがのなきよう神に祈り夫を思う心底。
見共にも二十五になるせがれがあるが、ゆくゆくはさような女をめとらしてやりたい。
後世おそるべし。貞女なり孝女なり烈女なり賢女なり、あっぱれあっぱれ」
と言われますが、その実よく分かりません。いただく方が本物なんだと感心して、家に帰ります。

すると、かみさんが、イワシイワシとがなり立てるので、さっきの侍の真似をしてやろうと思います。
「オレが何か持ってこいって言ったら、てめえなんざ、いただいて持ってこれめえ」
「そんなこと、わけないよ」
等と言い合っているうち、イワシを本物の猫がくわえていってしまいます。

「ちくしょう、おっかあ、そのその摺粉木でいいから、早く持って来いッ。張り倒してやるから」
「待っといでよう。今あたしゃいただいてるところだ」

この噺のキモは途中で出て来る侍です。
侍の怖さを感じさせないと、この噺は面白くありません。
侍が怖いので熊さんは何だか良く判らないのに、納得したフリをしてしまうのです。
武士と町人は、身分が違ったので、普通は身分が違うから、もとよりふつうに話ができるものではないのですが、江戸時代とはそう云う世界だったという事ですね。

二尺以下なら町人でも護身用に刀を持つことが出来ました。
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東京かわら版2月号より

img114今日は昨日来た「東京かわら版」2月号を紹介したいと思います。

表紙は小燕枝師で、メガネを掛けていますね。

・落語と私 小島よしおさんですね。好楽師について「平林」をやった話ですね。

・インタビューは 表紙の小燕枝師ですね。この師匠は、いぶし銀の様な噺家さんですね。
小さん師の教えとか。話しています。
曰く「道灌」ではねられる様になったら一人前だそうです。
若いころの無茶ぶりなんか面白いですね。

演芸クイズの答えが載っています。

・兼好師のコラムも絶好調で、今年の節分で厄を抜けるそうです。やれやれですね。

・若手の紹介は 柳屋さん若さんで入門が三四歳というのはある意味凄い!

・本日のお題は 「雲霧仁左衛門」です。これなんか、池波正太郎センセイを思い出します。
元は講談だそうです。

・柳家小ゑん師が自宅を改造して天体望遠鏡を設置して天井が開く仕掛けを作ったそうです。

・堀井ちゃんのコーナーはよく聞くネタ7個で誰を一番聞いたかというデーター
「子ほめ」遊三、「時そば」昇太、「初天神」一之輔、「替り目」談春。、「粗忽の釘」燕路
「たらちね」ほたる、「金明竹」談笑となりました。

今月はこんな処で・・・・続きを読む

新作落語だって知ってました?この噺

5001202_s今日は「加賀千代」です。

この噺は、昭和20年代に橘ノ圓都師が創作した新作落語だったのです。
お驚きましたね? え、知ってた?そうですか、私は最近まで知りませんでした。
と言うか、三代目三木助師が演じる噺として認識していました。

 暮れも押し詰まって大晦日なのに金策が出来ていない甚兵衛さんの尻をたたく女房ですが、
無いものはないとケロッとしている亭主に、ご隠居さんの所で借りておいでとけしかけます。
 「ご隠居さんはお前が可愛くてしょうがないから、貸してくれるよ」、「子供でも無いのにかい」、
「犬や猫を可愛がる人は膝に乗せたり胸に入れたり子供以上だ。生き物だけでなく植物だって同じで、朝顔だって同じだよ」、「植木鉢を膝に乗せたり胸に入れたり?」、

「昔、加賀に千代という歌の上手い女性が居た。お殿様の耳に入り伺候(しこう)する事になった」、
「四光は難しいぞ」、「花札と違うよ。殿中に上がりお殿様と対面したら、着物の紋が目に入った。紋は梅鉢であったので句を詠んだ『見やぐれば匂いも高き梅の花』。たいそうお褒めの言葉をいただいた。そのぐらい歌が上手かった」、「朝顔は何処に」、「ある朝、水を汲みに入ったら、井戸端に朝顔が巻き付いて花を咲かせていた。水が汲めないので近所に水をもらいに行った、その時に詠んだ句が『朝顔につるべ取られてもらい水』、朝顔だって可愛がる人が居る。ご隠居さんがお前を可愛がるのに不思議があるか」、「俺は朝顔か」。

 「どれだけ借りてくれば良いんだ」、「20円」、「20円もか。ホントはいくらあれば良いんだ」、
「8円5〜60銭有れば良いんだが、20円と言って『そんなには貸せないから半分』と言われても何とかなるだろが、それを10円貸してくれと言って半分の5円では”帯に短しタスキに長し”だろ。
特に今日は手土産の饅頭を持っていかないとね。手土産を持ってこられたら手ぶらでは帰せないだろ」。
出来た女房に追い出されて、ご隠居の所にやって来ます。

 待っていたから上がれ、上がれと歓待するご隠居さんです。
「様子を見れば分かる。いくら欲しい」、「今月はいつもと違うので、ビックリするな、20円」、
「ビックリするなと言うと120円か」、「話の分からないご隠居さんだな」、「では、220円か」、「怒りますよ」、
「足りなければ本家に電話するから。で、本当はいくらなんだ」、「8円5〜60銭」、「バカ野郎。それなら最初から8円5〜60銭と言いなさい」、「それは素人。最初から8円5〜60銭と言って半額の5円になったら”帯に短しタスキに長し”になってしまう」、「では10円」、「アリガトウ。やっぱり朝顔だ」、「その朝顔とは何だ」、「『朝顔につるべ取られてもらい水』だ」、「チョと待ちなさい。『朝顔につるべ取られてもらい水』?解った。加賀の千代か」、
 「う〜〜ん、嬶(かか)の知恵」。

噺に出て来る加賀の千代とは、江戸中期の女流俳人で、 「朝顔に つるべ取られて もらい水」などの有名な俳句を残しています。最も後で詠み直して「朝顔や」と替えていますが、最初の方が有名です。

この噺はよく聴いてると、謝金を返す噺なので、少なくとも年末だと思います。
あらすじの冒頭で大晦日と一応断っていますが、ここをぼやかせば他の季節でも可能ですね。

私なんかこの噺を聴いてると「鮑のし」を連想してしまいます(^^)



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