はじめのブログ

落語好きの中年オヤジが書いてる落語日記

崇徳院

「崇徳院」を再考する

20100301140326『崇徳院』
 崇徳院様と言えば百人一首の歌「瀬をはやみ」で有名ですが、これが落語になるとちょっと変わって来ます。

【原話】
この作品は初代桂文治の作といわれ、上方落語の演目で、後に東京でも口演されるようになりました。

【ストーリー】
若旦那が寝込んでしまったので、旦那様に頼まれて、幼なじみの熊さんが訊いてみると、
上野の清水堂で出会ったお嬢さんが忘れられないと言う……つまり恋煩いだったのです。
大旦那は熊さんに、そのお嬢さんを見つけてくれれば住んでいる三軒長屋をくれると言います。そこで熊さんはそのお嬢様を探しに出掛けます。腰に草鞋をぶら下げてもう一生懸命です。
 手掛かりは短冊に書かれた崇徳院の和歌で、
「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の 割れても末に 逢わんとぞ思う」と言う歌のみです。
 かみさんに教えられた通り、往来の真ん中、湯屋、床屋など、人が集まるところで上の句
を詠むが、なかなか見つかりません。
熊さんがなんと三十七軒目の床屋で休んでいると、鳶頭が駆け込んできて、出入り先のお嬢様が恋煩いで寝込んでいると言うお嬢様の話を始めました。
清水院で出会った若旦那に会いたいというのです。手掛かりは、短冊に書かれた崇徳院の和歌だと言います。ついに出会ったのです!
 お互いに見つけたと、互いにこっちに来いと揉合いになり、床屋の鏡を割って仕舞います。
でも床屋の親方、心配するな。
「割れても末に買わんとぞ思う」

【演者】
東京では三代目 桂三木助師が有名ですね。今では殆どの噺家さんが演じますが、個人的には三代目 古今亭志ん朝師が好きですね。若旦那と熊さんのやり取りがいいです!

【注目点】
上方では見初める所が高津神社となっています。
又、女性の方の頭のお礼が三百両と具体的になっています。
「あんたのとこの若旦那は仁徳のある方ですなあ」と感心する床屋に、「仁徳があるはずや、見初めたんが高津さんや」とするサゲもあるそうです。

『能書』
最近では上方ではサゲをつけないやり方が多くなって来ているという事ですが、人気者だった二代目桂枝雀師が取っ組み合いのシーンを演じたあとサゲを付けずに「めでたく一対の夫婦が出来上がります。崇徳院というおめでたいおうわさでした」などと言って終える演出を取り入れましたが、やはり落とし噺ですのできちんとサゲを言って欲しいです。

『ネタ』
若旦那が寝込む噺は他に「千両みかん」などもありますが、この噺は最後がハッピーエンドで終わっているので後味が良いですね。これは重要なことで、トリでこの噺をやればお客さんは気分よく家に帰れる訳です。寄席の最後に出て来る噺家はそんなことも注意して演目を選びます。

「崇徳院」について

karuta崇徳院様と言えば百人一首の歌「瀬をはやみ」で有名ですが、これが落語だとかなり面白い噺になって来ます。楽しい噺ですね。

【原話】
この作品は初代桂文治の作といわれ、上方落語の演目で、後に東京でも口演されるようになりました。

【ストーリー】
若旦那が寝込んでしまったので、旦那様に頼まれて、幼なじみの熊さんが訊いてみると、上野の清水堂で出会ったお嬢さんが忘れられないと言う……つまり恋煩いだったのです。
大旦那は熊さんに、そのお嬢さんを見つけてくれれば住んでいる三軒長屋をくれると言います。そこで熊さんはそのお嬢様を探しに出掛けます。腰に草鞋をぶら下げてもう一生懸命です。
手掛かりは短冊に書かれた崇徳院の和歌で、
「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の 割れても末に 逢わんとぞ思う」と言う歌のみです。
かみさんに教えられた通り、往来の真ん中、湯屋、床屋など、人が集まるところで上の句を詠むが、なかなか見つかりません。
熊さんがなんと三十七軒目の床屋で休んでいると、鳶頭が駆け込んできて、出入り先のお嬢様が恋煩いで寝込んでいると言うお嬢様の話を始めました。
清水院で出会った若旦那に会いたいというのです。手掛かりは、短冊に書かれた崇徳院の和歌だと言います。ついに出会ったのです!
お互いに見つけたと、互いにこっちに来いと揉合いになり、床屋の鏡を割って仕舞います。
でも床屋の親方、心配するな。
「割れても末に買わんとぞ思う」

【演者】
三代目 桂三木助師が有名ですね。個人的には三代目 古今亭志ん朝師が好きですね。若旦那と熊さんのやり取りがいいです!

【注目点】
上方では見初める所が高津神社となっています。
又、女性の方の頭に下さる御礼が300両と具体的になっています。
「あんたのとこの若旦那は仁徳のある方ですなあ」と感心する床屋に、「仁徳があるはずや、見初めたんが高津さんや」とするサゲもあるそうです。

『能書』
最近では上方ではサゲをつけないやり方が多くなって来ているという事ですが、人気者だった二代目桂枝雀師が取っ組み合いのシーンを演じたあとサゲを付けずに「めでたく一対の夫婦が出来上がります。崇徳院というおめでたいおうわさでした」などと言って終える演出を取り入れましたが、やはり落とし噺ですのできちんとサゲを言って欲しいです。

若旦那が寝込む噺は他に「千両みかん」などもありますが、この噺は最後がハッピーエンドで終わっているので後味が良いですね。これは重要なことで、トリでこの噺をやればお客さんは気分よく家に帰れる訳です。寄席の最後に出て来る噺家はそんなことも注意して演目を選ぶそうです。
 いい出来の噺を聴いて帰るときは何だか懐が暖かいですね〜

崇徳院と言う噺

20100301140326そろそろ梅の花の便りも聞こえる様になりましたが、東京は大雪が降りました。早く暖かくなって欲しいものです。
で、今日は早く春が来る様に春の噺「崇徳院」です。

若旦那が寝込んでしまったので、旦那様に頼まれて熊さんが聞いてみると、
清水堂で出会ったお嬢さんが忘れられないと言う・・・つまり恋煩いだったのです。
熊さんが腰に草鞋をぶら下げて相手のお嬢様を探しに出掛ける、首尾よく探し当てたら三軒
長屋が貰えるので、もう一生懸命です。
 手掛かりは短冊に書かれた崇徳院の和歌で、
「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の   割れても末に 逢わんとぞ思う」と言う歌のみです。
 かみさんに教えられた通り、往来の真ん中、湯屋、床屋など、人が集まるところで上の句
を詠むが、なかなか見つからりません。
熊さんが三十七軒目の床屋で休んでいると、鳶頭が駆け込んできて、恋煩いで寝込んでいるという
お嬢様の話を始めました。
清水院で出会った若旦那に会いたいというのだ。手掛かりは、短冊
に書かれた崇徳院の和歌だと言う。
 お互いに見つけたと、互いにこっちに来いと揉合いになり、鏡を割って仕舞います。
床屋の親方、心配するな。
「割れても末に買わんとぞ思う」

この作品は初代桂文治の作といわれ、上方落語の演目で、後に東京でも口演されるようになりました。
上方では見初める所が高津神社となっています。
又、女性の方の頭に下さる御礼が300両と具体的になっています。
「あんたのとこの若旦那は仁徳のある方ですなあ」と感心する床屋に、「仁徳があるはずや、見初めたんが高津さんや」とするサゲもあるそうです。

この前も書きましたが、この噺のサゲが上方ではサゲをつけないやり方が多くなって来ている事ですが、
その事で、WiKiより引用してみたと思います・・・・

> 5代目笑福亭松鶴の『上方はなし』によると、現在残されている形は桂南光(後の桂仁左衛門)が演じ、弟子の2代目桂三木助に伝えられたものである。他にも桂米之助(後の4代目桂米團治)が演じていた形と二通りある。5代目松鶴は鏡が割れてしまうサゲが納得できなかったので『上方はなしを聴く会』でサゲを変えてやったところ、客から苦情が来て、その後米團治とサゲはどうするべきかで熱い議論になった。

2代目桂春蝶もこの噺を得意としたが、自身はサゲが気に入らず、噺そのものはええのにサゲがあかんとこぼしていた。その他でも、2代目桂枝雀をはじめとして、取っ組み合いのシーンを演じたあとサゲを付けずに「めでたく一対の夫婦が出来上がります。崇徳院というおめでたいおうわさでした」などと言って終える演出を取るケースも多く見られる。
引用終わり・・・・

色々ある様ですが、私は個人的には、〜一対の夫婦が〜と言うやり方はどうなんでしょうね?
落語ファンとしては安易に変えて欲しく無いですね。

東京では三代目三木助師が二代目から噺を受け継いで、東京で演じました。
あたらしいくすぐりも考案したそうです。続きを読む

瀬をはやみ〜

karuta例年ですと、そろそろ梅の花の便りも聴けるのですが、今年は遅れていますね。早く暖かくなって欲しいものです。
で、今日は春の噺「崇徳院」です。

若旦那が寝込んでしまったので、旦那様に頼まれて熊さんが聞いてみると、
清水堂で出会ったお嬢さんが忘れられないと言う・・・つまり恋煩いだったのです。
熊さんが腰に草鞋をぶら下げて相手のお嬢様を探しに出掛ける、首尾よく探し当てたら三軒
長屋が貰えるので、もう一生懸命です。
 手掛かりは短冊に書かれた崇徳院の和歌で、
「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の   割れても末に 逢わんとぞ思う」と言う歌のみです。
 かみさんに教えられた通り、往来の真ん中、湯屋、床屋など、人が集まるところで上の句
を詠むが、なかなか見つからりません。
熊さんが三十七軒目の床屋で休んでいると、鳶頭が駆け込んできて、恋煩いで寝込んでいるという
お嬢様の話を始めました。
清水院で出会った若旦那に会いたいというのだ。手掛かりは、短冊
に書かれた崇徳院の和歌だと言う。
 お互いに見つけたと、互いにこっちに来いと揉合いになり、鏡を割って仕舞います。
床屋の親方、心配するな。
「割れても末に買わんとぞ思う」

この作品は初代桂文治の作といわれ、上方落語の演目で、後に東京でも口演されるようになりました。
上方では見初める所が高津神社となっています。
又、娘さん方の頭に下さる御礼が300両と具体的になっています。
「あんたのとこの若旦那は仁徳のある方ですなあ」と感心する床屋に、「仁徳があるはずや、見初めたんが高津さんや」とするサゲもあるそうです。

この前も書きましたが、この噺のサゲが上方ではサゲをつけないやり方が多くなって来ている事ですが、
その事で、WiKiより引用してみたと思います・・・・

> 5代目笑福亭松鶴の『上方はなし』によると、現在残されている形は桂南光(後の桂仁左衛門)が演じ、弟子の2代目桂三木助に伝えられたものである。他にも桂米之助(後の4代目桂米團治)が演じていた形と二通りある。5代目松鶴は鏡が割れてしまうサゲが納得できなかったので『上方はなしを聴く会』でサゲを変えてやったところ、客から苦情が来て、その後米團治とサゲはどうするべきかで熱い議論になった。

2代目桂春蝶もこの噺を得意としたが、自身はサゲが気に入らず、噺そのものはええのにサゲがあかんとこぼしていた。その他でも、2代目桂枝雀をはじめとして、取っ組み合いのシーンを演じたあとサゲを付けずに「めでたく一対の夫婦が出来上がります。崇徳院というおめでたいおうわさでした」などと言って終える演出を取るケースも多く見られる。
引用終わり・・・・

色々ある様ですが、私は個人的には、〜一対の夫婦が〜と言うやり方は好きになれませんね。

東京では三代目三木助師が二代目から噺を受け継いで、東京で演じました。
あたらしいくすぐりも考案したそうです。


続きを読む

「別れても末に・・・」こんな歌貰ったら病気にもなるよね。

karutaえ〜、節分も過ぎましたが、相変わらず寒いですね。今年は特に寒い!
で、気持ちだけでも暖かくなろうと、春の噺をやります。そこで「崇徳院」です。

 若旦那が寝込んでしまったので、旦那様に頼まれて熊さんが聞いてみると、
清水堂で出会ったお嬢さんが忘れられないと言う・・・つまり恋煩いだったのです。
熊さんが腰に草鞋をぶら下げて相手のお嬢様を探しに出掛ける、首尾よく探し当てたら三軒
長屋が貰えるので、もう一生懸命です。
 手掛かりは短冊に書かれた崇徳院の和歌で、
「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の   割れても末に 逢わんとぞ思う」と言う歌のみです。
 かみさんに教えられた通り、往来の真ん中、湯屋、床屋など、人が集まるところで上の句
を詠むが、なかなか見つからりません。
熊さんが三十七軒目の床屋で休んでいると、鳶頭が駆け込んできて、恋煩いで寝込んでいるという
お嬢様の話を始めました。
清水院で出会った若旦那に会いたいというのだ。手掛かりは、短冊
に書かれた崇徳院の和歌だと言う。
 お互いに見つけたと、互いにこっちに来いと揉合いになり、鏡を割って仕舞います。
床屋の親方、心配するな。
「割れても末に買わんとぞ思う」

この作品は初代桂文治の作といわれ、上方落語の演目で、後に東京でも口演されるようになりました。
上方では見初める所が高津神社となっています。
又、娘さん方の頭に下さる御礼が300両と具体的になっています。
「あんたのとこの若旦那は仁徳のある方ですなあ」と感心する床屋に、「仁徳があるはずや、見初めたんが高津さんや」とするサゲもあるそうです。

この前も書きましたが、この噺のサゲが上方ではサゲをつけないやり方が多くなって来ている事ですが、
その事で、WiKiより引用してみたと思います・・・・

> 5代目笑福亭松鶴の『上方はなし』によると、現在残されている形は桂南光(後の桂仁左衛門)が演じ、弟子の2代目桂三木助に伝えられたものである。他にも桂米之助(後の4代目桂米團治)が演じていた形と二通りある。5代目松鶴は鏡が割れてしまうサゲが納得できなかったので『上方はなしを聴く会』でサゲを変えてやったところ、客から苦情が来て、その後米團治とサゲはどうするべきかで熱い議論になった。

2代目桂春蝶もこの噺を得意としたが、自身はサゲが気に入らず、噺そのものはええのにサゲがあかんとこぼしていた。その他でも、2代目桂枝雀をはじめとして、取っ組み合いのシーンを演じたあとサゲを付けずに「めでたく一対の夫婦が出来上がります。崇徳院というおめでたいおうわさでした」などと言って終える演出を取るケースも多く見られる。
引用終わり・・・・

色々ある様ですが、私は個人的には、〜一対の夫婦が〜と言うやり方は好きになれませんね。

東京では三代目三木助師が二代目から噺を受け継いで、東京で演じました。
あたらしいくすぐりも考案したそうです。




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