日本テレビの「笑点」のメンバーに、春風亭一之輔師が新たに加わりまして、落語にまた注目が集まろうとしています。
そこでこのブログでも、「落語を聴いてみたいけど、よく判らない」とか「落語って何処で聴けるの?」という問に答えて行きたいと思います。
落語を聴くには、お目当ての噺家さんが出演する落語会や独演会のチケットを買って行けば良いのですが、全く知らない方にとっては敷居が高いと思います。
その場合はまず、一年中営業していて都内に四件ある落語定席の寄席に行くことをオススメします。
都内には、四件の寄席があります。一応永田町(本当は隼町)に国立の寄席もありますが、今年の秋で建て替えの為に休業致しますので今回、紹介は省略させて頂きます。
基本的に寄席はその月の1〜10日までを「上席」 11〜20日までを「中席」 21〜30日までを「下席」と呼び、十日間交代で芸協と落語協会が興行を行っています。
31日は「余一」と呼び「余一会」と呼ばれる特別興行が行われます。この日は両協会以外の噺家さんも出演することがあります。
【上野鈴本演芸場】 台東区上野2-7-12
上野の中央道りに面しています。福神漬で有名な「酒悦」の隣のビルですね。入り口の上に太鼓があり「一番」や「二番」を前座さんが叩いています。運が良かったら見ることが出来るでしょう。
歴史のある寄席で、江戸時代から続いています。(当時は講談の寄席でした)
ここは昼夜入れ替えとなっています。落語協会だけが興行を行っており、他の協会の芸人は出ていません。かっては芸術協会も興行を行っていたのですが、当時の石亭とモメた為、現在は出演拒否状態となっています。
落語協会の人気者や若手実力者が出るので、賑わっています。 ここの席はテーブル付きですので、飲食の際は便利ですね。格調のある寄席です。
一人の持ち時間は、浅草や末廣と比べると割合長い方です。
【新宿末廣亭】 新宿区新宿3-6-12
地下鉄の新宿3丁目駅から少し入ったところにあります。如何にも寄席、という雰囲気を外見から漂わせています。建物そのものは戦後すぐに建てられました。
近年大幅な改装が施され椅子などが新しくなりました。また左右に桟敷席があるのも特徴です。
基本的には昼夜入れ替え無しなので、昼の前座さんから夜のトリまで居ることが出来ます(体力があればですが)
ここは芸術協会と落語協会が交互に芝居を行っています。ここの芸術協会の興行では協会以外の噺家さんも出演します。上方や円楽一門会の噺家さんも出演しますし、芝居によっては立川流の噺家さんも出演することがあります。
個人的な感想ですが、浅草等に比べると、お客さんの反応が少し大人しく感じます。言い換えると「上品」な感じがします。その分、浅草などに比べるとウケが少し弱い印象があります。
場内や外観の雰囲気など、初めての寄席としてオススメ出来ます。
一人の持ち時間は15分から長くても20分ぐらいですね。その分出演者が多いです。
【浅草演芸ホール】 台東区浅草1-43-12
浅草の六区の中にある寄席です。ここも昼夜入れ替え無しですので長く居ようと思えば居られます。 読売新聞が招待券を配っていますので、昼席などは結構混んでいます。(東武線沿線の人が多い印象)
ですので昼席はウケの良い芸人さんが出る傾向にあります。反面、夜席はじっくりと聴かせる人が出ますね。
ここでは芸人さんも結構、素を出していると個人的は思います。少し間違えてもお客さんが温かいので緩い雰囲気があります。それが如何にも寄席らしいと感じてる人も大勢います。
ここでの芸協は「お客さんの脇をくすぐってでも笑わす」という方針が貫かれています。それを期待するお客さんも大勢います。
一方、落語協会は、あくまでも落語(噺)でお客さんを楽しませるという方針が見受けられます。
欠点は椅子が古いので長く座ってると腰が痛くなることですね。
ここも、一人の持ち時間は15分から長くても20分ぐらいですね。その分出演者が多いです。
【池袋演芸場】 豊島区西池袋1-23-1エルクルーセビル
ここはビルの地下にある寄席で、しかも定員が99人と少ないので、高座と客席が近いです。そのため噺家さんの息遣いや細かい仕草もよく分かります。
ですので落語通と呼ばれる方が好んで通っています。また、出演者の数が他の寄席に比べて少ないので一人の持ち時間が長いので、じっくりと噺を聴くことが出来ます。
かっては本当にお客さんが入らない寄席で有名でした。
どの寄席もトリと呼ばれる最後の出演者は持ち時間が長く取ってあり、じっくりと聴かせてくれます。
如何でしたでしょうか? 各寄席の出演者はそれぞれのホームページで確認してください。当日の変更などがありますし、代演などで思いがけない噺家さんが出ることもあります。それも寄席の楽しみです。
そこでこのブログでも、「落語を聴いてみたいけど、よく判らない」とか「落語って何処で聴けるの?」という問に答えて行きたいと思います。
落語を聴くには、お目当ての噺家さんが出演する落語会や独演会のチケットを買って行けば良いのですが、全く知らない方にとっては敷居が高いと思います。
その場合はまず、一年中営業していて都内に四件ある落語定席の寄席に行くことをオススメします。
都内には、四件の寄席があります。一応永田町(本当は隼町)に国立の寄席もありますが、今年の秋で建て替えの為に休業致しますので今回、紹介は省略させて頂きます。
基本的に寄席はその月の1〜10日までを「上席」 11〜20日までを「中席」 21〜30日までを「下席」と呼び、十日間交代で芸協と落語協会が興行を行っています。
31日は「余一」と呼び「余一会」と呼ばれる特別興行が行われます。この日は両協会以外の噺家さんも出演することがあります。
【上野鈴本演芸場】 台東区上野2-7-12
上野の中央道りに面しています。福神漬で有名な「酒悦」の隣のビルですね。入り口の上に太鼓があり「一番」や「二番」を前座さんが叩いています。運が良かったら見ることが出来るでしょう。
歴史のある寄席で、江戸時代から続いています。(当時は講談の寄席でした)
ここは昼夜入れ替えとなっています。落語協会だけが興行を行っており、他の協会の芸人は出ていません。かっては芸術協会も興行を行っていたのですが、当時の石亭とモメた為、現在は出演拒否状態となっています。
落語協会の人気者や若手実力者が出るので、賑わっています。 ここの席はテーブル付きですので、飲食の際は便利ですね。格調のある寄席です。
一人の持ち時間は、浅草や末廣と比べると割合長い方です。
【新宿末廣亭】 新宿区新宿3-6-12
地下鉄の新宿3丁目駅から少し入ったところにあります。如何にも寄席、という雰囲気を外見から漂わせています。建物そのものは戦後すぐに建てられました。
近年大幅な改装が施され椅子などが新しくなりました。また左右に桟敷席があるのも特徴です。
基本的には昼夜入れ替え無しなので、昼の前座さんから夜のトリまで居ることが出来ます(体力があればですが)
ここは芸術協会と落語協会が交互に芝居を行っています。ここの芸術協会の興行では協会以外の噺家さんも出演します。上方や円楽一門会の噺家さんも出演しますし、芝居によっては立川流の噺家さんも出演することがあります。
個人的な感想ですが、浅草等に比べると、お客さんの反応が少し大人しく感じます。言い換えると「上品」な感じがします。その分、浅草などに比べるとウケが少し弱い印象があります。
場内や外観の雰囲気など、初めての寄席としてオススメ出来ます。
一人の持ち時間は15分から長くても20分ぐらいですね。その分出演者が多いです。
【浅草演芸ホール】 台東区浅草1-43-12
浅草の六区の中にある寄席です。ここも昼夜入れ替え無しですので長く居ようと思えば居られます。 読売新聞が招待券を配っていますので、昼席などは結構混んでいます。(東武線沿線の人が多い印象)
ですので昼席はウケの良い芸人さんが出る傾向にあります。反面、夜席はじっくりと聴かせる人が出ますね。
ここでは芸人さんも結構、素を出していると個人的は思います。少し間違えてもお客さんが温かいので緩い雰囲気があります。それが如何にも寄席らしいと感じてる人も大勢います。
ここでの芸協は「お客さんの脇をくすぐってでも笑わす」という方針が貫かれています。それを期待するお客さんも大勢います。
一方、落語協会は、あくまでも落語(噺)でお客さんを楽しませるという方針が見受けられます。
欠点は椅子が古いので長く座ってると腰が痛くなることですね。
ここも、一人の持ち時間は15分から長くても20分ぐらいですね。その分出演者が多いです。
【池袋演芸場】 豊島区西池袋1-23-1エルクルーセビル
ここはビルの地下にある寄席で、しかも定員が99人と少ないので、高座と客席が近いです。そのため噺家さんの息遣いや細かい仕草もよく分かります。
ですので落語通と呼ばれる方が好んで通っています。また、出演者の数が他の寄席に比べて少ないので一人の持ち時間が長いので、じっくりと噺を聴くことが出来ます。
かっては本当にお客さんが入らない寄席で有名でした。
どの寄席もトリと呼ばれる最後の出演者は持ち時間が長く取ってあり、じっくりと聴かせてくれます。
如何でしたでしょうか? 各寄席の出演者はそれぞれのホームページで確認してください。当日の変更などがありますし、代演などで思いがけない噺家さんが出ることもあります。それも寄席の楽しみです。