はじめのブログ

落語好きの中年オヤジが書いてる落語日記

圓生

取らぬ狸の皮算用ってこの事?

img_1581144_41339513_1 今日は少し早いかも知れませんが「人形買い」という噺です。

元は上方落語で、三代目三遊亭円馬師が明治末年に東京に移植しました。
円馬師の元の型は、人形屋の主人が親切から負けてくれる演出でした。
それを、三代目三木助師と圓生が直伝で継承し、それぞれ得意にしていました。

古い落語ファンのかたに以前聴いた処、「時期になると三木助が気持ちよさそうにやってたよ」
という事でした。

長屋の神道者の赤ん坊が初節句で、ちまきが配られたので、長屋中で祝いに人形を贈ることになりました。
月番の甚兵衛が代表で長屋二十軒から二十五銭ずつ、計五円を集め、人形を選んでくることになったのですが、、買い方がわかりません。
女房に相談すると、「来月の月番の松つぁんは人間がこすからいから、うまくおだててやってもらいな」
それを本人にそっくり言って仕舞います。

行きがかり上、しかたなく同行することになったが、転んでもただで起きない松つぁん、
人形を値切り、冷や奴で一杯やる金をひねり出す腹づもりだといいます。

人形屋に着くと、店番の若だんなをうまく丸め込み、これは縁つなぎだから、この先なんとでも埋め合わせをつけると、十円の人形を四円に負けさせることに成功します。
候補は豊臣秀吉のと神宮皇后の二体で、どちらに決めるかは長屋に戻り、うるさ方の易者と講釈師の判断を
仰がなければなりません。

そこで、青っぱなを垂らした小僧に二体を担がせて店を出るのですが、ところがこの小僧が云うのには、
この人形は実は一昨年の売れ残りで、処分に困り、旦那が云うのには、
「店に出しておけばどこかの馬鹿が引っかかって買っていく」
と吹っ掛けて値段をつけた代物で、あと二円は値切れたとバラして仕舞います。

帰って易者に伺いを立てると、早速、卦を立てああだこうだと言います。
「神宮皇后になさい」というご託宣を受けて帰ろうとすると、
「見料五十銭置いていきなさい」
と言われて、これで酒二合が一合に目減って仕舞います。
講釈師のところへ行くと、とうとうと「太閤記」をまくしたてる。
「それで先生、結局どっちがいいんで」
「豊臣家は二代で滅んだから、縁起がよろしくない。神宮皇后がよろしかろう」
それだけ聞けば十分と、退散しようとすると
「木戸銭二人前四十銭置いていきなさい」
これで冷や奴だけになったと嘆いていると
「座布団二枚で十銭」
これで余得は無くなって仕舞いました。

神道者に人形を届けにいくと、そも神宮皇后さまと申したてまつるは、人皇十四代仲哀天皇の御后にて……」
と講釈を並べ立てるから松つぁん慌てて
「待った待った、講釈料は長屋へのお返しからさっ引いてください」

円生では、長屋から集金せず、辰んべという男が
博打で取った金を、前借するという段取りです。

今でも圓生一門の弟子孫弟子が演じていますし、三木助師ゆかりの弟子だった噺家さん(入船亭)の一門が高座に掛けています。続きを読む

百年目と転失気と河豚鍋

今日は昨日書いた、さん喬師の「百年目」を上げました。
今日と明日は仕事が忙しいので更新も簡単にします。
とりあえず聞いてみて下さい。

葛飾区は明日選挙なのです。区議会と区長の同時選挙なのです。
これにも行かなくっちゃならないしねえ・・・

先ほどnamさんが圓生師の「転失気」を上げてくれました。
後で聞いて見たいですねえ・・・
それから明日は吉朝師の命日ですね。kitashibaさんが「河豚鍋」を上げてくれました。私はこの噺は小南師で生前聞いて以来なので楽しみです。
時間ができたら、ゆっくりと聞いてみたいと思います。

圓楽師匠と圓生師匠の「ちきり伊勢屋」

今日は、コミユ一周年を記念して圓生師の「ちきり伊勢屋」上下をあげました。長い噺で、大作と言っても良い話ですね。

圓楽師匠の訃報に接して皆さん圓楽師匠を動画の再生数やコメントが伸びていますね。私の上げた「芝浜」も伸びています。
 圓楽師の音源は、今の所「宮戸川」と「厩火事」が有ります。そのうちに上げましょう。

もし、すぐ聞きたかったらコミユの掲示板かこのブログのコメント欄に書いて下さい。対応します。

お席亭は今日から、お母様が上京なされているとの事、東京案内をするそうですが、演技ホールは余一会ですね、演芸協会がやるのかな?
生放送は多分お休みでしょうね。親孝行なさって下さい。週明けの生放送を楽しみにしています。

さん喬師匠の「五人廻し」

b45a7b0e.bmp今日は更新が遅くなってしまいました。

今日の生放送、さん喬師匠の「五人廻し」で、お席亭が
「こんなに面白い「五人廻し」は、初めてかも。といっていました。
私もホントだなあと思っていたのですが、今迄志ん朝師や圓生師、彦六師
等を聞いてきたのに、なにか違う面白さを感じたのです。

何故だか考えていると、ある事に気が付きました。
さん喬師は1948年の戦後生まれです。上記の師匠は戦前か戦中生まれです。
つまり、戦後の赤線時代を知ってる世代です。
彦六、圓生師はもっと前の時代から知っていたでしょう。
志ん朝も若い頃さんざん遊んだ様ですし、吉原を知っています。

それに比べてさん喬師は知りません。師匠が12歳の頃に無くなっています。
つまり、遊んだ体験の無い世代では、実際の身につまされた経験が無いので、他に面白さを考えなくては成らないのでは無いかと。
また、聞く我々も知りません。
そこで、さん喬師は五人の描写をやや誇張し面白く聞かせたのではないでしょうか?

目黒の秋刀魚

今日は、圓生「目黒の秋刀魚」と歌武蔵「親子酒」の二本。
目黒の秋刀魚は音質が悪く、しかも以前うpしていた時は最後が切れてしまっていたので、消しました。そして直してみたのですが、
音質の悪さは幾分か改善しましたが、やはりよく有りません。これ以上は無理かもしれませんなあ。
 
この噺の落ち「秋刀魚は目黒に限る」と言うセリフの解釈で、
権太楼師は自署で「物を知らない殿様をからかった面白み」
と解説していますが、私はもう少し踏み込んで、「目黒で食べた野趣あふれる秋刀魚の味が良かった、やはり秋刀魚はこの様な上品な料理ではなく、
あの様にして食べるのが一番だ」と言う気持ちが入ったセリフではなかったかと思うのですが、考え過ぎでしょうかね・・・

新型インフルエンザが流行っていますが、夏風邪も流行しているそうです。
最初に下痢を起こし、次に熱が出て風邪の症状になるそうです。
私も掛かりました。皆さんも気お付けて下さい。

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