今日は、艶笑噺にはいるのでしょうが、圓生師や米朝師もやっていた「二階の間男」です。
上方では「茶漬間男」と言います。また、「二階借り」と言う演題で演じる時もあります。
ある不倫中のカップル、男のほうは、女の亭主の友人なんですねこれがw。
ある日なんと、女の亭主がいる家で、しようと思いつきます。刺激が足らない模様ですね。
男は、亭主に、相手が彼の女房だとは教えずに、どこかの人妻だということにして、二階を貸してもらいます。
いざ、その時には女房は顔を見られない様に二階へ上がります。
亭主は茶漬を食うことに夢中で、二回で抱かれているのは自分の妻だということに、気づかない。
ことが終わったあとに女房は何食わぬ顔で帰宅する。亭主は、「今日、あいつに二階を貸したよ。相手は人妻だってさ。まったく、旦那はどんな男で、何してるんだろう」と、茶漬を食いながら、妻に語る。
妻は、「今頃その旦那は、お茶漬でも食べてるんじゃない?」
この粗筋は「茶漬間男」の方です。「二階の間男」はもっと単純で亭主がひとりごとでつぶやきます。
「町内で知らぬは亭主ばかりなり。ああ、その間抜け野郎の面が見てえもんだ」
原話は、天保13(1842)年刊の「奇談新編」中の漢文体笑話です。
明治23年5月、「百花園」に掲載された初代(鼻の)三遊亭円遊の速記が残っています。続きを読む
上方では「茶漬間男」と言います。また、「二階借り」と言う演題で演じる時もあります。
ある不倫中のカップル、男のほうは、女の亭主の友人なんですねこれがw。
ある日なんと、女の亭主がいる家で、しようと思いつきます。刺激が足らない模様ですね。
男は、亭主に、相手が彼の女房だとは教えずに、どこかの人妻だということにして、二階を貸してもらいます。
いざ、その時には女房は顔を見られない様に二階へ上がります。
亭主は茶漬を食うことに夢中で、二回で抱かれているのは自分の妻だということに、気づかない。
ことが終わったあとに女房は何食わぬ顔で帰宅する。亭主は、「今日、あいつに二階を貸したよ。相手は人妻だってさ。まったく、旦那はどんな男で、何してるんだろう」と、茶漬を食いながら、妻に語る。
妻は、「今頃その旦那は、お茶漬でも食べてるんじゃない?」
この粗筋は「茶漬間男」の方です。「二階の間男」はもっと単純で亭主がひとりごとでつぶやきます。
「町内で知らぬは亭主ばかりなり。ああ、その間抜け野郎の面が見てえもんだ」
原話は、天保13(1842)年刊の「奇談新編」中の漢文体笑話です。
明治23年5月、「百花園」に掲載された初代(鼻の)三遊亭円遊の速記が残っています。続きを読む