今日は、春風亭小朝師「お菊の皿」、桂文朝師「居残り佐平次」の二本を
うpしました。小朝師「お菊の皿」は大分前の録音です。喬太郎師の若い頃の「お菊の皿」よりも前の録音です。噺に出てくるブランドが80年代ぽいですね。今聞くとおとなしい様な気がします。当時は随分今風の入れ事をしてるなと思ったものでした。喬太郎師を聞いた後だと特に大人しく感じてしまいます。
 文朝師は「日本の話芸」です。時間からしてそうでしょう。
最後の方と下げが独自の工夫が見られますね。私見ですが、この噺の下げがわかり難いと言う事でかなりの噺家さんが、下げを変えたりしていますが、
私はそのままでも良いと思います。
「おこわにかけた」「貴方の頭が胡麻塩ですから」で良いかと。
もう無くなってしまった品川の遊郭の噺なのですから、この様な古い言葉の方が、むしろ当時の雰囲気を出してくれるのでは無いでしょうか。
 噺を聞いている時に、噺の中に現代的な熟語が出てくると、なんか気になります。意味は解っても「ん〜」と思ってしまいます。権太楼師は自署のなかで、「噺家は噺のなかで、色んな事を説明しながら噺を進めます。」「それでも解らない場合は?」「聞かなくてもけっこうです」と言いきっています。極端なのでしょうが、うなずける部分もあります。例として、”四万六千日”の事を上げていました。”四万六千日”が解らないヤツは落語を聴くな!とさすがにそこまでは説明しないと。説明すると噺が壊れてしまうと言う事なのでしょう。

明日は、小朝師「星野屋」権太楼師「佃祭」の予定です。
もう作ってあります。権太楼師の「佃祭」は次郎兵衛さんの女房が出て来ません。やきもち焼きで嫌いなのだそうです。
昨日は生放送参加出来なかったなあ〜、多分今日も難しいかな?