はじめのブログ

落語好きの中年オヤジが書いてる落語日記

2012年08月

刑事はうどん屋に化けれるか?

charumera_convert_20110113164738今日は志ん生師の「探偵うどん」です。

画像で叔父さんがなにやら吹いてるのは気にしないで下さい。のれんにちゃんと「うどん」と書いてあるので・・・

元々は『警察うどん』という上方落語の演目だったそうです。
また、仮名垣魯文という人の作の非常線」が元と言う説もある様です。上方では桂七福さんが演じてるそうです。

あらすじは・・・・・
明治時代、刑事が探偵とも呼ばれていた頃。
本所深川で通行人が財布を盗られる事件が発生します。警察は非常線を張りますが、
泥棒はなかなか捕まりません。

夜になり、屋台の夜鳴きうどん屋が通りを流していると、一人の男から声をかけられます。
男はうどん屋の服を着て屋台を担いでみたいとお願いしてきて、半ば無理矢理、うどん屋の主人から衣装と屋台を借ります。
男はうどん屋の出で立ちで本所深川の非常線から出た後、一緒について来ていたうどん屋の主人に屋台と衣装を返し、お礼を出そうとしますが、うどん屋の主人は金など受け取れないとつっぱねるが、
男は自分が泥棒であり、うどん屋のお陰で警察から逃れられたお礼だと明かします。
それではとうどん屋の主人は、自分のうどんを一杯食べて、それに金を払って欲しいと云います。
そして、うどん屋が何とか一杯うどんを食わせようとしたが、盗人はうどんが嫌い。
しまいには口論になって、うどん屋は「何とかして、いっぺえ食わせてみせる」といって自分は刑事だと述べて、盗人をつかまえます。
「刑事?ああ、とうとういっぺえ食わされた・・」

とまあ他愛無い筋ですが、当時、明治の雰囲気が良く出ている噺だと思います。
「非常線」等当時としては新しい言葉が新鮮に感じたのでしょうね。

泥棒が歩いたのが、本所から吾妻橋を渡ったあたりで、犯行を行ったのが江東区の高橋と言う事ですね。
高橋と言うのは小名木川に掛かる橋で、そのあたりの地名にもなっています。


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「おしくら」ってなんでそう云うのだろう?

691deade8e204148b9686da860a81f2c今日は「三人旅」より「おしくら」です。

上方落語の「東の旅」「西の旅」シリーズに相当する、江戸っ子の「三人旅」シリーズです。
以前はかなり噺があった。と言われていますが、現在では発端・神奈川(別名 びっこ馬)と「鶴家善兵衛」
京見物(「東男」「三都三人絵師」「祇園祭」「およく」の4つに別れます)だけが残っています。

明治の三代目蝶花楼馬楽師と四代目橘家円喬師が得意としたそうです。
馬楽師は行きを中山道でいくので、多少違っています。
今でも中山道での噺として演じる噺家さんもいます。
通常はこの「おしくら」は小田原の噺として演じられます。

ある男が無尽に当たり思わぬ大金が入ったので、友達二人を誘い、伊勢参りに行く事にします。
途中で疲れて馬に乗ったら馬子さんにからかわれたり、馬子さんから頼まれた鶴屋善兵衛と言う宿に泊まったりします。
さてその晩、飯盛女の事を尋ねると女中さんが2人しか居ないといいます。
後一人何とかならないか、と云うと「居ることは居る」といいます。
「居れば良いんだよ」「でもちょっと年増ですが・・・」「年増結構!でいくつだ?」「去年米の祝いをしました」
「え〜なんだそりゃ」と思ったものの、一人だけ場所が離れだと聞き、これを源ちゃんにあてがわせ様とします。
それを知らない源ちゃんは、江戸の粋な年増と聞き、それを選んで仕舞います。
さてそれから、源ちゃんにどんな悦楽の一夜が訪れるたのか?

「三人旅」の中でも艶笑色の強い噺です。
戦後では金馬師、圓生師や、小さん師が有名でした。
上方落語では『浮かれの尼買い』という題名ですね。

「飯盛女」とは、宿屋が本業の宿泊のほかに、夜のサービスを行う、という体裁でした。続きを読む

若旦那が仲間になる試験ですね

883ccd00585f2ab7ea902b87bb904105今日は夏の噺で「酢豆腐」です。
もう秋なので秋の噺をヤラなくちゃイケないのですが・・・・・暑くてww

今日の画像は「酢豆腐」です。梅酢に豆腐を付けたものです。
これなら若旦那もたんと食べれたかもしれませんね。

原話は、1763年(宝暦13年)に発行された『軽口太平楽』の一遍の「酢豆腐」と言う話。
これを、初代柳家小せん師、(あの盲の小せんですね)が落語として完成させました。
ですので、この噺を大正の初め頃だという方もいます。
歴史家の方によれば、庶民の生活は関東大震災までは、電気が点いても、汽車が走っても、
そう変わり無かったそうです。のんびりとした時代だったのですね。

落語を解説しているサイトでもこの噺と「寄合酒」を混同している所がありますが、
元々の噺が違うので、間違いですね。
「寄合酒」は「ん廻し」(田楽喰い)に繋がる噺ですからね。

この噺が初代柳家小はんと言う方が上方へ持って行って「ちりとてちん」が生まれました。
でも私はは「ちりとてちん」よりこちらの方が好きです。
夏の暑い盛り、いい若者が皆で集まってクダまいててという設定からしていいなぁ〜(^^)
それに最後は若旦那を仲間として認める処が好きですね。
若旦那も「「いやあ、酢豆腐は一口にかぎる」と粋に言って逃げるのも上手いですね。
長屋の皆も「若旦那大した者だ!」と言って褒めていますね。
きっと、これで若旦那は皆の仲間になれたと思うのです。
皆も認めたと言う意味でですね。

戦後67年も経って、何回も謝罪やら賠償、莫大な援助をしてきたのに、未だに
低俗な妄言と行為を繰り返す、野蛮な隣国には、こう云う落語だの、爽やかな話は無いでしょうね。
最も赤い旗の国は自国の文化歴史をことごとく否定し、廃絶したので、
日本を参考にする始末ですが・・・・

この噺に出てくる「かくやのこうこ」は美味しいですよね。
飯に良くて酒に良い!と文句はありません。
糠だって、ちゃんとかき混ぜていれば、臭く無いんですよ。
私なんか商売上、糠味噌は別にイヤじゃ無いので、ここまで嫌われると、
糠味噌が可哀そうに思えてきます。

色々書いていたら、あらすじが書けなくなりました(^^)
まあ、いいですよね。続きを読む

浅草演芸ホール8月下席7日目

Photo_13昨日は久々の休みなので、寄席に行きました。

いつもの通り浅草なんですが、3時を少し廻った頃に着きまして、入りますと、京丸京平さんの漫才でした。
次が歌春さんで「鮑のし」でした。甚兵衛さんはちゃんと甚兵衛さんでした。
南玉さんの曲独楽ですが、いつも新しい工夫をしていますね。大したものです。

トリは笑三師で、終戦直後の買い出しの噺でしたね。ちゃんと新作落語になってました。なんという題でしょうかね?
続いては大喜利です。
笑三師の司会で、小蝠、昇々、歌春、A太郎、桃之助に前座のゆうかりさんが墨付け役でした。
でも帰ってきて調べたら前座さんでそう云う名前はいないんですよね?
謎掛けでした。お題は「サンバカーニバル」「カキ氷」「スカイツリー」の3つでした。
ここで昼は終わりで夜の部に入ります。

前座さんは、夢七さんでしたがやった演目が「二人旅」で、これ前座がやる噺じゃないでしょう!
でも、一応型には、なっていました。入門して今月で丸2年ですね。
よく聴いてると夢丸師そのままでしたね。途中まででしたが、破綻なく演じました。

次が小蝠さんで「ラブレター」でしたが、どっちかと云うと「女給の文」と言う感じです。
宮田章司さんの「物売り」の次は私が密かに期待している遊馬さんです。
やっぱり、声が良いですねこの人は。演目は真田小僧」でした。
久しぶりに、権太楼師の型でないのを聴きました。
途中で切っていましたが、本来の噺の筋で、「オメエも聴きたいなら1銭だせ!」では無かったです。
皆がみな、同じではねえ・・・

次が神田陽子先生の「与謝野晶子物語」でした。前も誰か女流文士の噺でしたが、似ていましたね。
噺の感じ、もって行き方が同じパターンですね。

コント青年団さんお次は富丸師で新作落語でした。なんか「三人旅」を思わせる様な新作でした。

次が柳橋師の代演で歌助師で「替わり目」で、次が太神楽の鏡正二郎さんでしたが、あっと云う間に終わりました。
仲入りは桃太郎師で「柳昇物語」でした。面白かったですね。
ここで用がありましたので帰宅しました。
本当はこの後「禁演落語会」でしたが、今日は見られません。残念です。

プログラムを観て気がついたのは、若手をかなり登用している事ですね。改革の過程でしょうか?
良いと思います。(^^)
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ごくごく平和な朝の風景

どじょう今日は「小言念仏」です。

原話は不明で、上方落語「世帯念仏」を、明治の頃に東京に移したものですが詳しいことは判っていません。

毎朝念仏を日課としている爺さんは、信心深いがすぐ小言をいってしまう性格です。
その日も朝早くから念仏を唱えていますが、、家人の動きが気になります。
すると、「なむあみだぶ、なむあぶだぶ、おばあさん仏壇そうじしなくちゃいけないよ。なむあみだぶ、なむあみだぶ…」と我慢できず小言をいってしまう。
そうなると、もう止まらなくなってしまい「なみあみだぶつ」の間に小言を入れる有様です。
子供を起こさないと学校に間に合わない、やかんのお湯が沸騰している、ご飯のこげたにおいがする、
赤ん坊が這ってきたら念仏の合間に「バァ。」、

様子がおかしいから家のものに見ておくような等思った小言を全ていってしまいます。
そんれから、家人が味噌汁の具を聞いてきたので、どじょう屋が家の前を通ったので、これに決め、大声で呼び止めます。
「鍋に酒ェ入れなさいとか、暴れてるか?蓋取ってみな、腹だしてくたばりゃあがった!?」
「ナムアミダブ、ナマンダブ、ざまァみゃがれ」

どじょうは当時、鰻にくらべて安価で、精のつくものとして、江戸時代は八つ目うなぎとともに好まれたそうです。
よく、やるのは、味噌汁等で茹でる時に豆腐を鍋に入れておいて、どじょうを入れて火に掛けると、
暑さでどじょうが皆豆腐に首を突っ込んで煮上がる。と言う方法ですね。
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