らくご はじめのブログ

落語好きの中年オヤジが書いてる落語日記

2010年09月

らくごのニコニコ生放送の終了

d8924e8b.jpg昨夜、らくごのニコニコ生放送がありました。
最後の生放送でした。
お席亭、長い間ご苦労様でした。
この二年間、生放送が始まってから一年半、
その殆どを、毎日放送した苦労は大変だったでしょうね。
早い話、彼女とデートも出来やしないw

我々は毎日勝手な事ばかりコメントして一方的に楽しんでいました。
始まりがあれば終りがあります。
貴重な時間を我々のために割いて貰って有難うございました!
私もせっせと動画を投稿し楽しかったです。

私は活動の場をこのブログに移し、皆さんに聞いて貰いたい音源があれば
ここに書く事にします。

リクエストを戴いた、志ん朝師匠の音源をいくつかうpしましょうかね。
先の事は解りませんが、行ける処まで・・・・

まさかの志ん五師匠の訃報

974ab971.jpg先程、古今亭志ん五師匠の訃報に接しました。
正直、ショックです・・・
上行結腸がんだったそうです・・・・・61歳ですよ!
噺家として本当の華が開く時期だったのに・・・
古今亭の噺家さんは早死が多いとか・・・まさかね。
最後に見たのは今年の5月でしたね。
あの時はいつも通りのマクラを振って噺に入っていきました。
演目はなんだったけなあ〜
小勝師匠を見た衝撃で忘れてしまったんですよね・・・情けない。

志ん五師匠は結構よく見ました。
小袁治師匠が地元で開いている落語会によく出てくれましたし、
寄席や落語会でもよく見ました。
でも不思議と与太郎噺はあまり聞いていないんですよね。
噺に与太郎が出て来るのは沢山有るんですけどね。
以前ニコ動にうpした動画ですが、志ん五師匠冥福を祈りながら、
師匠をしのんで・・・いつもの処にうpしました。
よかったら見て下さい。
これは割合早く削除します。

https://www.webfile.jp/dl.php?i=787687&s=ca63edf8a2c133d17071

桂吉朝師の最後の高座を聞いて

202092a6.jpg上方落語に疎い私でもその存在はかなり前から知っていました。
90年代に入ると東京の落語ファンの間でも認知される事となり、
米朝落語の後継者と言われました。

私の様な東京落語のファンからすると、
上方落語は慣れるまで少々時間が掛かります、
それまではある種の違和感を感じながら噺を聞いて、
慣れると噺の中に入って行きます。
その動作が、米朝師や吉朝師には無く、すんなりと入って行けました。
東京でもそのまま通用する噺家さんだったと思います。

全国的な人気を誇った枝雀師は実は東京の古くからの古典落語ファン
には拒否反応が強いのも事実です。
知り合いの落好きも未だに「枝雀は漫画」と言いますw
そんなうるさ型ファンもが注目をしていたのが吉朝師でした。
生きていれば、師匠米朝師をも超える可能性があっただけに、
何とも、惜しかったです・・・・

先日、最後の高座となった「弱法師」の音源を戴きまして、
聞いて改めてそう感じましたね。
かすれぎみの声の高座ですが、気迫が物凄く伝わってきます。
凄い高座ですね。

11月の命日あたりにうpします。

志ん朝師匠の二席

1b658ae9.jpg先程、Webファイルに志ん朝師匠の二席をうpしました。
期限は一週間です。丁度師匠の命日迄ですね。
演目は昨日の通りです。

https://www.webfile.jp/dl.php?i=786465&s=af86bc704b62910c922a

「坊主の遊び」は圓歌師匠が得意にしている演目ですね。、
噺の筋は同じですが、志ん朝師匠の郭噺は良いですねえ〜w
正直、圓歌師匠より良いです!

「浜野矩随」も見事な出来です。
是非DLして聞いて下さい。

師匠の音源は、「二十四孝」「幾代餅」「四段目」等未だありますが、
録音状態が良くないのでね・・・・
なにしろ復活させた音源なのでね。
どうしても聞きたければコメント下さい。

もうすぐ志ん朝師匠の命日

f5e82903.jpgもうすぐ志ん朝師匠の命日ですねえ。
あの日、仕事をしていて帰りに実家に寄ったら
亡くなった親父が「おい、志ん朝が亡くなったぞ!」と。
暫くなんの事だか分からずにいると、「おい、大丈夫か?」
それで我に帰って頭の中が真っ白になりました。

入院していたのは知っていましたが、まさか・・・・
もう何も考えられませんでした。
暫くは師匠の噺は聞けませんでした。

あれから10年ですね・・・・

右朝師匠の音源のDLが今日迄なので、
明日いつもの処に志ん朝師匠の「坊主の遊び」「浜野矩随」
二席の音源をうpします。

DLのリンクは明日書きます。
元の音源は、坊主は「日本の話芸」、浜野は「落語研究会」です。

お席亭は笑三師の独演会に行かれたようですね。
良いものを見られたと思います。
師匠は結構、落語家を主人公にした映画を撮っているんですよね。
その一部は当時のTVでも少し放映されました。
どうせなら、「らくごカフェ」の入り口で師匠を待ってて、
やっと歩いている師匠の手を取ってあげてたら良かったかなぁ〜wと。
不謹慎ですいませんw

がんばれさん喬師匠 !

bc5aa65f.jpg昨夜浅い時間に生放送がありましたね。
後半だけ参加させて戴きました。

お席亭が、コミュの活動の縮小を宣言をしましたね。
ここでのコメントで語っていた通りでした。
私も本質的には賛成というか、しょうがないだろうなと。
コミュ動画が1300を超え、落語のタグが付いた動画も1800を変えている
と言う現状では、当初の目的はほほ達成した感があります。
生放送が無くなるのは寂しいですが、致し方無いと思います。

さて最近、大好きな柳家さん喬師匠ですが、
個人的に何かオカシイのではないかと思います。
師匠は現代の落語会ではトップに居る噺家さんだと思いますが、
柳屋の噺ばかりでなく、人情噺や圓生ネタにも手を出されていますね。
正直言って、「どうしたのか?」と思います。

柳屋の噺でみせたキレの良さや、鮮やかさ、優しさ等は影を潜め、
演技過剰でいわゆる臭い噺になっている気がします。

実は、今春「落語研究会」で演じた「明烏」をうpしようとした
のですが、個人的には出来が良くないと思い、やめました。
臭いんですよ・・・・・
他のたいした事ない噺家なら何とも思いませんが、
さん喬師がこれではねえ・・・納得がいきません。
私が以前うpした「雪の瀬川」も出来が悪かったですねえ。
人物がまるで出ていませんでした。
圓生師と比べるとですがねw

柳屋の滑稽噺と比べると、同じ噺家とは思えないです。
私には無理をして三遊系の噺を演じている様な気がして・・・
CDを売らんが為とかね、周りにそんな人物が居るのかも。

元々江戸落語は旧江戸の範囲、
つまり朱引の範囲の客しか相手にしていない芸能ですからねえ。
これは、堀井憲一郎さんも自署で述べています。
江戸前の噺とはそういう芸能ですよね。

さん喬師の弟子の喬太郎師は今一番の人気者ですが、
彼の芸は完全な江戸前ではありません。
新作はわざととも言える臭さで陽気に演じています。
うって変わって古典では二刀流を使い分けています。
寄席でも客により、江戸前と現代風とを使い分けています。
途中で変えたり、変幻自在です。
今はそれで良いと思います。
この先師匠と同じ道を行くのか、興味があります。

ある人は、小三治師を引き合いに出しました。
五代目小さんの芸(つまり柳屋の芸)を完璧に継承し
自身の芸に昇華させた小三治師と、
完全には至っていないさん喬師の差だと。

私は「雪の瀬川」を聞いた時、掛けた回数が少なく、
完全に自分のモノになっていないと思いました。
現在は変わっている可能性がありますが、
「明烏」を見て同じ失敗をしている気がしたのです。
師匠はわざと路線転換をしているのでしょうか?
それなら、このまま見守りたいと思います。
落語会や寄席で師匠をこれからも見続けます。

師匠の「明烏」は季節になったらいつもの処にうpするか考えます。
今は聴く気にならんでしょ?
もし、その気ならコメント下さいw
 
最新コメント
記事検索
月別アーカイブ