らくご はじめのブログ

落語好きの中年オヤジが書いてる落語日記

2010年03月

小さん師の「二人旅」

今日は、小さん師の「二人旅」です。
此の噺をよく”儲けの少ない噺”と言う噺家さんが多いですね。
春の田舎を旅してるのんびりした噺だと思うのですが、
苦労多くして実りの少ない噺なのだそうです。

小さん師も弟子の談志師も言っていました。
談志師は謎かけの部分をアレンジしたりしていましたね。
此の噺が上方の「煮売屋」を移植したと聴いたのは
此の噺を聞いてから随分後でした。

お席亭も仰っていましたが、小さん師、いい味を出していますね。
もっと聞いていたくなりました。

ところで、昨日の話題の種平さんですが、
今迄聴く機会が合ったのに、勿体無い事をしていました。
秋のトリノ時は、種平さんの前で帰ってしまいました。
演目は今囘の前半と同じ「幾代餅」でした。
これからは、年2〜3回あるトリの時は行く様にしましょう!

昨日の生放送で、艶噺の開催が決まりましたね。
バレ噺でもよいのかしら?
それだったら、少しは有りますがね・・・

浅草3月下席九日目

昨日は招待券を貰ったので浅草に昼席を見に行きました。
なんたって期限が今日迄なのです。

12時半位に寄席につきまして、伊藤夢葉さんが奇術をやっていました。
ものすごい混み様で、立つ所も確保するのが難しい位でした。

次が志ん駒さんで、いつものネタ。木久蔵さんが早く出て、三枝さん作の生簀の鯛の噺で、思い切りアレンジしてました。
さん喬さんは代演でした。替りに出て来たのが、
わが街の真打小袁治さんです。短く「紀州」を演じて降りると、
猫八さんの登場で、ものすごい拍手。
扇遊さんが「子ほめ」で湧かせて、朝馬さんが「宮戸川」。
仲入りはしん平さんで「お血脈」、枕が地獄めぐりの様な噺でした。

小朝さんはコウモリの恩返し?で、
正蔵さんは休演で替りの歌武蔵さんがここで登場。
軽く相撲の漫談で膝前を努めて、種平さんは「一文笛」でした。
正直、以前正蔵さんの此の噺を聴いいた事がありますが、その時より良かったです。
主人公がスリと言う職業で、この男のヤクザな感じが良く出ていました。
堅気になった兄貴もよく出来ていました。
指を詰めるシーンも迫力が有り、場内から思わず「ウッ」と声が上がりました。

もちろん、米朝師の方が全体的には上ですが、かなり良かったです!
小朝さんもブログで薦めていましたね。

夜席になって、風車さんが「家見舞」扇辰さんが「狸札」で
ラジオとは違って落ち着いて演じていました。良かったですよ。
最後に権太楼さん「代書屋」を見て帰途につきました。
体力的にこの辺が限界でした。

今日は昨夜の真打ち競演から、ケーシー高峰さんをうp。
歌之介さんこないだのラジオ寄席より出来が良かったかも?

柳家小さん(五代目)師の「将棋の殿様」

今日は予告通り柳家小さん(五代目)師の「将棋の殿様」を上げました。
あまり演じ手のない噺だそうです。
現在では、喜多八さんの録音が有ります。
また入船亭扇遊さんが演じた記録も有る様です。
前の世代では三代目金馬師の速記も有るとの事。

いわゆるストーリー重視の噺では有りません。
ばかばかしさを楽しむ噺ですね。

初代三笑亭可楽(1777〜1833)が十一代将軍家斉(いえなり)
の前で演じたのがこの『将棋の殿様』という言い伝えもあるとのこと。

小さん師匠って特別可笑しい表現をしていないのに、可笑しいです。
さすが名人ですね。
この噺の殿様と「蕎麦の殿様」は同じ人物の様な気がします。
「盃の殿様」や「ねぎまの殿様」とは違うきがします。

明日は三代目金馬師の「長屋の花見」を上げます。
ニコに上がっているのは、namさんが昨年春寄席で上げてくれたSP版
だけの様なので有っても良いかなと。



圓生師の「刀屋」

今日は予告通り、圓生師の「刀屋」です。
この「刀屋」は「おせつ徳三郎」の下なのですが、
百席以外では市販されてない様です。

出囃子を「正札附」に替えてしまいました。
送りも「追い出し」に替えています。
百席は別録音なので、変えやすいのですよね。
本当はこんな事はしてはイケないのかもしれませんね。

録音マニアの方々の間ではライブ録音がある様ですね。
私はこの話を聞くと、古今亭を思ってしまいます。

もうひとつリクエストが有りましたね。
たしか「後家殺し」だったかな?
これは確かライブ録音が有りましたね。
私も以前は持っていました。
そちらを探してからですね。

後、いつか生放送で話題になった「将棋の殿様」ですが
五代目小さん師で明日にも上げます。
今日上げようかと思っていたのですが、
体調悪いので明日に繰越ます。

瀧川鯉昇師の「二番煎じ」

4f7b7751.jpg今日は瀧川鯉昇師の「二番煎じ」をうpしました。

風邪がぶり返して具合が悪いです。
薬のせいで,頭がぼーっとしています。

鯉昇さんは、マクラも面白いので、マクラが短いと少しガッカリ。
贅沢だな・・・

明日時間があれば、コミュの掲示板でリクエストが有った「刀屋」を
上げましょう・・・「百席」なんですが、出と送りを替えてしまった。
中身はいじっていません。
じゃ今日はこの辺で。

鈴々舎馬桜師の「あたま山」

今日は予告通り鈴々舎馬桜師の「あたま山」です。
楽しい一席ですね。
桜にまつわる噺を取り込みながら展開していきます。
後半は釣りの噺で「野ざらし」等も入っていますね。

「あたま山」と言えば、彦六師の録音が残っていますが、
そのエッセンスを残して、見事に作り替えていますね。
中々凝った作りになっています。
こんな処にも家元の影響があるのかな?

昨夜生放送が終わって、お席亭が退場しても時間が終わらずに
ロスタイムがありまして、その時間が10分近くもあり、
一同(残っていた人)も驚いていました。
こんな事もあるんですね。
 
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