57f528e9『居酒屋』
12月に入っても東京は比較的暖かく、冬の感じがしないのですが。
特に今日(4日)は異常なくらいです。半袖で充分ですね。本当にどうしたのでしょうか? 夕方からは南風が吹いています。
 という訳で「居酒屋」です(笑

【原話】
「ずっこけ」という噺の前半部分を三代目金馬師が独立させました。

【ストーリー】
 男が一人、居酒屋に入って酒を注文します。
小僧をからかいながらの飲酒です。
小僧に「何か唄え」と云うと、小僧の唄ったのは「君が代」
「女は未だ知らないんだな」とからかうと、聞き返される始末です。

何かつまみを取ってくれと言われ、壁に張った品書きを云わせるのですが、
ここでも、からかいます。
「口上」を一人前とか、「とせうけ」とか言います。
「とに濁り、せに濁りで、どぜう汁で
す、と言い返す小僧さん。
いろはの文字に濁りを付けると音が変わります」「い」に濁りを付けろ、「ろ」に濁
りを付けろとからかい、小僧の鼻の横にある黒子を濁点に見立てて、鼻をバナと呼んでからかい、
お前のは顔じゃないガオだと笑います。
小僧と客の珍問答は未だ未だ続きます・・・・・

【演者】
この噺は三代目金馬師が余りにも有名で、現金馬師も先代の通りに演じています。
これに挑戦したのが故文朝師で、本来なら金馬師直系なんですが、一味違う「居酒屋」を演じてくれています。
元の「ずっこけ」の雰囲気も漂わせた噺となっています。

【注目点】
やはり小僧とのやり取りでしょうね。というより、そこだけの噺です。

『能書』
居酒屋の始めは、酒屋が味見の為に店頭で試飲させたのが始まりとされています。
その時に使ったのが、枡や湯のみでした。
居酒屋で今でもそう云う飲み方が多いのはそのためです。


『ネタ』
この後は「ずっこけ」の展開となります。
迎えが来て勘定を払って貰い、帰るのですが、そこでまた問題が・・・・
何時聴いても楽しい噺です。