4cca5763今日は仕事が休みなので浅草に一之輔さんを聴きに行きました。
 実は先週も芸協の芝居を見に行ったのですが、特に書くこともありませんでした。楽しかったですけど、顔ぶれから見るとこれぐらいはして貰わねばと思いました。

前座さんから書いて行きます。
前座は今月から前座になった一朝師のお弟子さんで一花さんです。可愛い娘でした。演目は「転失気」でした。これは女流の方が多くやる演目ですね。やりやすいのでしょうね。同じ一門なのでぴっかりさんと似ていました。

次が、同じ一朝師の一門で一蔵さんでした。「猫と金魚」でしたが、何か具合が悪いような感じでした。
次が三語楼さんで「幇間腹」でした。可もなく不可もなしでしたね。
 そして、とんぼ、まさみの上方の漫才の次が今月から二つ目に昇進して柳家フラワーから花飛(かっとび)と名を改めた花飛くんです。「出来心」でしたが良い出来でした。噺にセンスの良さを感じました。
 次はいよいよ川柳師でおなじみの「ガーコン」でした。さすがにお歳を感じさせますが、何時迄も元気で居て欲しいです。
 ぺぺ桜井さんのギター漫談の後は代演で志ん橋師で「無精床」でした。
その次は白鳥さんで高座で急遽「ネタを変えました」と言って「「戦え、おばさん部隊」を演じてくれました。面白かったですこのネタは。
 世津子さんの手品の後は仲入りで一朝師で季節のネタ「尻餅」でした。ぺったんぺったんいい音が高座に響きました。

くいつきは柳朝師でしたが、やはり痩せていましたね。元々細い人でしたが、体が薄くなった気がします。演目は元気に「宗論」で色々なシーンを追加してかなり長い噺になっていました。
 その後は林家あずみさんで三味線漫談です、この方見るの二回目です。頑張って欲しいですね。
 そして、いよいよ本日のお目当ての一人三三師です。演目は「浮世床」から「洒落将棋」のくだりを丁寧にやって笑いを取っていました。やっぱり良いですね。この人は……

 次が文楽師で「替り目」でした。この半年何回か文楽師の高座を見ていますが、「替り目」が多いです。もう三回連続です。でも、今日のは良かったです。いい出来でした。これぐらい出来れば文楽の名は重くないと思いました。それぐらい良かったのです。恐らく師匠も「今日はよく出来た」と思っているでしょう。

 そして、あした順子さんと昭和のいるさんの漫才でした。のいるさんがボケでなくツッコミという珍しい漫才でした。でも順子師匠お元気です。
 その次が小里ん師で「手紙無筆」でした。先代の小さん師を思わせる出来でした。益々似てきましたね。
 鏡仙三郎社中の太神楽の後はいよいよお目当ての一之輔さんです。演目は「明烏」でした。

 この日の「明烏」はいい出来でしたね。源兵衛と多助が生き生きと描写されていて、一之輔師がこの噺をこの二人を中心に描くことにより、吉原を知らない世代や、女郎買いの噺を女性にも納得させるものに仕上げていました。私の中では文楽、志ん朝、に次ぐ「明烏」でした。真打昇進からこの人が大きく前進したことが本当に良く判る高座でした。
 生憎の雨模様でしたが、この日の噺家さん達は皆、一生懸命にやってくれたと思います。八割ほどの入りでしたが、お客は皆満足して帰ったと思います。
 こんな日もあるから寄席通いは止められませんね(^^)
 
 
今日は一之輔さんで聴いて下さい。時期はずれですが「初天神」です。

春風亭一之輔 1978年(昭和53年)1月28日生まれ、本名は川上 隼一 出囃子は「さつまさ」
2001年 - 春風亭一朝に入門、朝左久 2004年11月 - 二つ目に昇進し、「一之輔」と改名
2012年3月 - 真打昇進。文化庁芸術祭大衆芸能部門新人賞受賞。