index今日は12月の28日ですね。
我が家では暮れの内にやって置かなければならない事があります。
しかも、家長(もう使っていない言葉ですし、戦後日本では家長制度は廃止されました)が行わなければならない事がかなりあるのです。
今日は、そんなお話……

今朝は、朝早く起きて、神棚と荒神様、大黒様のお社の掃除です。
真鍮製の色々な道具も金属磨きでピカピカに磨き上げます。

その時に、古いしめ縄を外しておきます。
綺麗になったら、古い御札を下げて、掃除した後に、先日神社で戴いて来た新しい御札を収めます。
「ええ、大神宮様、大神宮様、願わくば、私にも宝くじが当たります様に〜御願い申し上げます……」なんて「富久」の久蔵みたいな事をお願いします。
「7億円が無理ならせめて3億円、それが駄目なら1億円……じゃあ1千万、500万、100万、……10万でもいいですす!――駄目ならせめて5万じゃなかったら只、ただはいけません!」

それにしても、文楽師の「富久」は良かったなぁ〜そりゃ小三治師や志ん朝、志ん生師も悪くはないけど、やはりこの噺は黒門町だと改めて思いながら、しめ縄を飾ります。
大黒様や荒神様にも小さなしめ縄を飾り新しい御札を収めます。
その他に私の家は秩父の三峰神社を祭ってあるお社が他にあるので、そこには六尺の長いしめ縄を飾るのです。

それと、お供えを飾ります。店と家と飾ります。
大きなお供えの他に小さなお供えを家のあちこちに飾るのです。
箪笥の上、便所、等家中に10箇所ほどうらじろと一緒に飾ります。

その他にも色々とやるのですが、それは午後に廻します。
我が家の暮れはこうして過ぎて行きます。

今年も大変お世話になりました。
明年も相変わりませず、宜しくお願い致します。
今日は、志ん朝、馬生、志ん生の親子リレー落語をお聴き下さい


三代目 古今亭志ん朝 昭和13(1938)年3月10日〜平成13(2001)年10月1日 享年63 前名=朝太 出囃子=老松 本名=美濃部強次 志ん生二男

金原亭馬生(1934年襲名) 本名=美濃部孝蔵 出囃子=一丁入り 落語協会第四代会長(1957〜1963) 紫綬褒章(1964) 勳四等瑞宝章(1967)

五代目 古今亭志ん生(1939年襲名) 明治23(1890)年6月28日〜昭和48(1973)年9月21日 享年83 前名=七代目 金原亭馬生(1934年襲名) 本名=美濃部孝蔵 出囃子=一丁入り 落語協会第四代会長(1957〜1963) 紫綬褒章(1964) 勳四等瑞宝章(1967)