223今日は「三人兄弟」です。
元は上方落語ですが、最近では東京でも聴かれる様になりました。
上方では上方版では船場の大店の設定で、圓都師や松之助師の音源もあります。
元はフランス当たりに元の話があるそうです。洋の東西を問わず、皆同じだと言うオチで・・・・

大店の三人兄弟ですが、揃って遊び好きで、とうとう二階に幽閉されるような状態になります。
遊びに行ってはいけないというわけなのですが、こんなことが長く続くわけには行きません。
長男は画策をしまして知り合いの”善公”をたきつけて梯子をかけさせて、二階から脱出してしまいます。
次男もこれにのって逃げてしまう。
三男も同様ですが、梯子などは使わないで二階から飛び降りてしまうという強攻策です。
一晩中遊んで、翌朝戻ってくるのですが、長男と次男はなんとか理由をつけて言い逃れてしまうのですが、
三男は乱暴者ですから、いいわけなどもせずに、正直に言ってしまう。
正直に言ったのは三男だけということで、大旦那のめがねにかなったのは三男ということになると言う噺です。

兄弟が三人出て来る処や跡継ぎに悩む処は「片棒」に似ていますね。
また、親の目を誤魔化して遊びに行くのは「干物箱」に似ています。

昔は、男の兄弟が多いと夜に兄弟でも調子が良いのは、さっさと寝床を抜けだして遊びに行ってしまう。
と言う事があったそうです。
容量の良い者は早く戻ってきて、家の前やら庭を掃除している振りをしていたとかwww
兄弟が多い頃はきっと大受けだったのでしょうね。
今日は小里ん師で聴いて下さい。五代目小さん師の弟子らしさが一番出ている師匠です。
ある意味で、一番東京の噺家さんらしいですね。最近とみに良くなって来ました。

柳家小里ん 1948年1月22日生まれ、本名は安田 雅行、出囃子は『春雨』、1969年5代目小さんに入門。小たけ
1974年5月 二つ目昇進 「小里ん」、1983年9月 真打昇進、1986年 芸術祭賞