hirokuuji_zu京は「またかのお関」です。
この回から後半の主人公となる、またかのお関が暗躍し始めます。
この、お関は元は品川の女郎だったのですが、あまりの手癖の悪さから、雇い主から証文を返されたという経歴の元主で、今在は上野車坂で占いを表向きはしていますが、裏では亭主でスリの元締めの小僧平吉と悪さのし放題という訳です。
ここに、新助市が按摩を装って登場します・・・・
この按摩が元の亭主の新助市だと知ってからの、お関の態度も聴きものです。
この後、圓生版と筋が違ってきます。
いわゆる「やんま久次」になってきますが、この部分は圓朝全集には入っていません。
というのも、その昔「おおべらぼう」という噺を取り入れたのだそうです。

今日の処は丁度、正体が判った処ですが、この先も面白い展開となってゆきます。

一応、今日の記事が1000記事目になりました。
今まで御訪問下さり有難うございますm(_ _)m

八代目林家正蔵 明治28(1895)年5月16日〜昭和57(1982)年1月29日 享年86 前名=五代目 蝶花楼馬楽
出囃子=菖蒲浴衣(あやめゆかた) 本名=岡本義