main_photo_shimanrokusen昨日は休みだったのでひと月ぶりに浅草に行きました。

実はあまり具合が良くなかったのですが、午前中に用事をこなしてるうちに「行けるかもしれない」と思い、夜席ならよかろう?と予定を立てました。

駅に3時半頃に行ったら、寿町行きのバス(浅草寿町の事です)が丁度来まして飛び乗りました。
途中、なんて事は無かったのですが、5月28日にスカイツリーが開業してから、途中の路線が変更されまして、
従来は、亀有--堀切--墨田--東向島--向島--本所吾妻橋--浅草と行ってたのですが、この内、東向島---スカイツリータウン--本所吾妻橋、と変わりました。時間にして15分余計に掛かる様になりました。

暫くぶりで通った押上のあたりは車も人も一杯でした。えらい変わり様です。

浅草は「四万六千日」で大変な混み様です。雷門のあたりは溢れかえっていました。
さて、そんな事がありましたけどちゃんと演芸ホールに着きました。
え、お参りですか、しません!
一年間に何回浅草に来るか、わざわざ今日の様な日は寄りません!
何回じゃ無く何十回ですね。月に2回プラス妻の実家ですから大変な数です。前の日も実は来ましたしね!

演芸ホールに入ると、前座の辰じん君が「狸札」を演じていました。
前座とは思えない出来ですね。メリハリもきいていて良かったです。
前座だから仕方ないですが、お客と呼吸を合わせられれば、最高でしたね。

次が、ぬう生さんで「浮世床」でした。前から思っていたのですが、この方4代目三木助さんに似てる様な気がします。自分だけでしょうが・・・(顔だけですよ)

そして、この時間に行ったお目当ての白酒さんで、「町内の若い衆」でした。
マクラで「四万六千日」でお参りする人は年寄りが多いので、そんなに長生きしないだろう、とか毒を吐いて、
お客を乗せて噺に入ります。この辺はさすがですね。
可笑しかったのは、女将さんは酒と煙草で声がやられて、野太い声になっていて、皆驚くという設定が笑えましたね。これだけでも来た甲斐がありました。

遊平かおりさんの漫才の後はひな太郎さんで、「強情灸」です。ひな太郎さんも「病み上がりの舟木一夫です」というフレーズでお客を掴んでから噺に入ります。
その次は、さん吉さんでしたが、漫談と思いきや、なんとちゃんと噺をしました。
「高砂や」でした。何年ぶりだろう、落語を聴いたのは・・・・
さん吉師はよく浅草に出ますので、本当に沢山聴いてます。いや〜久しぶりでした。

小圓歌姉さんが粋な喉を聞かせてくれます。今日は「両国八景」をたっぷりとやりました。
ほぼ、フルかも? ここまでやるのは珍しいですね。

次は本来はこぶ蔵くんでしたが、代演で錦平さん。」ある意味ラッキーかも?
演目は「壷算」でした。誰かより良かったです。

文楽師が「六尺棒」でした。
このあたりから、具合がまた悪くなり、仲入りで帰る決断をします。
正楽師は時間があったのか、「相合傘」「松島」「パンダの赤ちゃん」「ほおずき市」「白鳥師匠」と5つ切りました。
特に「白鳥師匠」は高座で話してる師匠の後ろで白鳥が羽ばたいてる、という見事な出来でした。

仲入りの圓丈師は個人的には久しぶりの新作で白鳥師作「シンデレラ伝説」でした。
白鳥師でも聴いた事ありますが、久しぶりでくすぐりも新しくなっていました。
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でここで帰宅しました。帰りもバスに揺られて、スカイツリーを見ながら帰宅しました。
今日は桃月庵白酒さんを聴いて下さい。丁度寄席サイズ

三代目桃月庵白酒 1968年生 本名 愛甲尚人、出囃子は「江戸」、1992年五街道雲助に弟子入り。「はたご」
1995年6月 二つ目「喜助」、2005年9月真打昇進「桃月庵 白酒」を襲名、
平成22年度国立演芸場花形演芸大賞受賞。平成22年度彩の国落語大賞受賞。