img_785584_63344820_0今日は久しぶりに浪曲を取り上げました。演目は「石松三十石船道中」です。
ほとんどの日本人なら知ってるだろう、と言う噺ですね。

筋としては、次郎長に金比羅さんへの代参を頼まれた石松が讃岐の金毘羅宮に行き、その帰りに大阪から伏見行きの三十石船に乗って、その船中での噺です。
有名な「江戸っ子だってねえ〜鮨くいねえ」は余りにも有名ですね。
なんだかんだと言って、この自称江戸っ子、押鮨をあらかた食べてしまった様ですね。

もう一つ石松っあんで有名なフレーズが「馬鹿は死ななきゃ直らない」ですね。
これも余りにも有名ですね。

なんでこんな事をくどく書くのかといいますと・・・・
人様の悪口は言いたく無いのですが、忠告と言う事で書きます。
ここの所、TV局の取材の申し込みがかなり有りまして、その応対をしていたのですが、
TVの自称ディレクターと云う方達の常識とモノを知らない事の酷さですね。
これではTVがつまらない番組ばかり、と言うのもうなずけましたね。
まず、口のききかたを知らない。敬語を一応使ってる感覚なのかもしれませんが、なってないですね。
あたしゃ、あんたのダチじゃ無いんだよ!
まあ、この点でNHKは少しマシでしたね。慇懃無礼と言う四文字熟語が頭をよぎりましたがw
取材しにくるのに、何の調べもしてこないと言う事実ですね。

以前のTVのディレクターはこうではありませんでした。
質が下がったと言う事と下請けプロダクションなんですね。TV局の人間じゃ無いんですよね。
一応「◯◯TVです」と名乗ってますが、名刺には何処にもそのTV局の名前やロゴマークはありません。
未だにTV局といえば、物事が通る様な感覚がありますね。
「写してやるからいいだろう!」そう顔に書いてある気がします。
私共のお客さんにもインタビューを断られていましたね。ショックだった様ですが・・・

まあ、これで益々TVから遠ざかる事になりそうです。
で、私が聴いていたのが虎造師の次郎長シリーズです。お分かりですね(^^)


明治32(1899)年5月、東京・芝白金生れ。本名=山田信一、19歳の時、大阪に行き、二代目 広沢虎吉に入門
23歳の時、二代目広沢虎造を襲名、大正12(1923)年に上京し、講談の神田伯山の十八番、「清水次郎長伝」を浪曲にして、一躍人気を得た。昭和39(1964)年12月、65歳で他界。