はなし塚昨日はまたまた浅草に行きました。今席夜の部は「禁演落語会」です。平成七年から行っているそうですが、毎年来てる事に気が付きました。

前座さんが、くま八さんで「牛ほめ」でした、結構達者でしたね。次が小蝠さんで「やかんなめ」でしたが、明らかに力不足で、全く笑いが起こりませんでした。
コントD51さんの後は鯉枝さんはアパートを探す噺。次が夢花さんで「お菊の皿」で、自分で後半新しいくすぐりなんか入れてました。美由紀さんの後が今輔さんで、新作で保育士の噺でしたね。
若手ばかり続いていた処で歌春さん登場で寄席で話すマクラを皆集めた漫談でしたが、今まで笑えなかった中高年の方はここぞとばかりに大笑いでした。太神楽の喜楽師の後は圓輔師で「夢の酒」でした。文楽師とは言わないけど、中々良かったです。この噺は色気のある噺家さんでないと駄目だという事がよく判りましたね。
ここで中入りです。ここから先が「禁演落語会 」で新たに仕切り直しです。
くいつきに、読売新聞の長井好弘さんで「禁演落語会」の解説をしてくれます。
毎年なので手馴れたもので、釈台を置いて着物を着て話していました。ちなみに羽織は着て無かったので、前座扱いと言う事なのでしょう。
次が花助さんで「ひねりや」で得意な演目です。普段でも掛けていますからね。
次が笑松さんで「坊主の遊び」でしたがちょいと荷が重かったかな?サゲがもたついてしまいました。
Wモアモアさんの次が南なん師で「六尺棒」でじっくりと演じていました。
小天華さんのマジックの後は金遊さんで「品川心中」でした。
仲入り後は色物さんが時間調整役みたいで、皆短く降りていましたね。
トリの金遊さんですが、とぼけた味が貸本屋の金蔵に合ってましたが、他の部分でその味が逆の効果をもたらしていまして、噺に入りにくさを産んでいました。そこが惜しかったですね。



動画は小朝師匠で「品川心中」