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今日はですね「長短」または「気の長短」ともいいますが、これを取り上げてみたいと思います。
この噺はこの前記事で書いた様に、その昔小金治師が二つ目の頃、黒門町に「お客も湧いていたし、いい出来だったけど、この噺は真打が掛ける噺だよ・・・」と注意されたそうですが、改めて「そうか、真打の噺なんだと認識した次第です」 いまさら気がついたのかよ!とお思いでしょうが、まあまあ・・(^^)

師匠によっては長さんを上方出身で演じる師匠もいますね。
私が聴いた処では先代の助六師なんかはそうでしたね。
それから仕草も重要でタバコの火が袂に入る処では、それまでと違うキセルの叩き方をしていないと、いけませんね。
昨日見たさん喬師はちゃんと違っていました。(当たり前ですがw)
とても気の長い長さんととても気の短い短七さん、極端に描いた二人を飽きさせずに見せていくという
落語家の力量が問われる噺ですね。

まあ、筋と言う筋は無いのですが、簡単に・・・
ある日、長さんが短七っあんの家に遊びに来ます。何かにつけて対照的な二人ですが、二人は子供の頃からの親友です。今日ものんびりした長さんの事を短七っあんは色々注意するのですが、長さんは余り感じなさそうです。
長さんの菓子の食べ方や挨拶の仕方を聴いたり見たりしているうちに、短七っあんはイライラが高まってきます。
とうとう煙草の吸い方で切れて仕舞います。
ところがその灰が・・・・
ここから先は音源でお楽しみを。(^^)

でもね、友達に持つならどっちがいいですかねえ〜
悩むところですね。(^^)
その音源ですが、三代目三木助師で