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え〜今日は粋な寄席の見方について考えてみたいと思います。

落語を生で聴くには、寄席か落語会に行かないと駄目なんですが、
稀に自宅に呼ぶなんて方もいらしゃいますが、それは置いといて・・・

まず落語会ですね。
開演少し前に会場に行きまして、受付のお嬢さんか若者に買っておいたチケットを渡して半券を貰います。
「後でノートに記念に貼り付けておこう」なんて思っても顔にもだしません。
ホールで売られているその師匠のCDやDVD、書籍なんかは殆ど買ってしまっているので、買う気は無いのですが
一応、目新しいブツは無いかと目をやりチェックはします。
 トイレに行き席に付きます。後は開演を待つだけだと安心をしていて、
周りを見るとCDを買ったおばさんが居ます。
「あ〜仲入りか帰りに買えば荷物にならなくて良いのに〜」と思っていると、
その、おばさんがCDの包装を破いてライナーノーツを読み始めました。
それを何と虫眼鏡で読んで居ます。
「なんて人だ!」と半分感心していると、それが鎖がついていて、
アクセサリーを兼ねていたりして面食らいます。
そんな事をしているうちに、一門の前座さんが開口一番で登場します。
「まあ、前座はこんなもんだろ」と思っていると、
もう次の噺家さんの出囃子が鳴っています。
聴いたこと無い出囃子だな・・と思うとこれが一門の二つ目さんで、
幾分かましな噺がきけます。
中には師匠より上手いんじゃない?なんて二つ目さんも居ます。
そしてやっと真打の師匠の登場です。
期待してると軽い噺で逃げられます。
仲入りで顔見知りに会い、「帰りに一杯どお?」なんて話しが盛り上がります。
「打ち上げに参加しよう」と言う事になり。密かに携帯で終電をチェックいたします。
次の公演のチケットの前売りを買い、席に戻ります。
色物さんの達者な芸に感心をすると、お待ちかねのトリの高座です。
さっきとは打って変わって、大ネタをたっぷりと演じてくれます。
心地良い満足感に包まれて打ち上げの店に向かいます。
思いの外、酒が進み、どうやって帰ったか覚えていません。
次の日は土曜で会社は休み・・・二日酔いの頭で、休みで良かった・・そう思います。

ま、これが中年オヤジの落語会の行動パターンでしょう(^^)え、違う・・・そうかな?
でもね、寄席はそうじゃないんですよね。
昼席と夜席、どちらを中心に見るのか?

よく、言われた事ですが、「末広の二時半あがり」と言いまして
昼席の仲入り前ですね、そこころに寄席にふらっと入るのが良いとも聞きましたね。
いつまでいるかですが、浅草や末広、池袋(上、中席)では昼夜通しで見ることが出来ますから当然その感覚で2時半なんて事をいったのでしょうね。
因みに、さん喬師も以前「さん喬は末広の2時半上がりがいい」なんて陰口を聞きましたね・・・
軽い滑稽噺は良いけどトリネタの大ネタは・・・と言う意味なのでしょうね。
寄席が良いのは、ふらっと入る事が出来るし、途中でも帰れる事ですね。
中には昼の前座さんから夜席の主任まで居る方もいる様ですが、体力いりますよ・・ホント。

まあ、粋なのはふらっと入ってイイトコだけ聴いてすっと出る。
そして帰りに軽く一杯やる。
そんな処でしょうかねえ・・・(^^)
理想はどこだww

え〜お知らせがありまして、
今年も6月が近づいて来ました。
例年、この時期は20〜25日程ブログの更新を休まさせて戴いております。
昨年は何回か更新しましたが、今年はなるべく更新しようと思っております。
以前より訪問者の方も増え、俄然やる気があるのですが、
時間的にきつくなった時や私がダウンした時には
おやすみさせて戴く事が増えると思いますので、宜しくお願い致します。m(_ _)m

今日の動画ですが・・・楽しくなるこの噺