kankan2

え〜今日は、好きな落語のくすぐりについて考えたいと思います。
本当は「歴史に残る落語のくすぐり」にしようかとも思ったのですが、
そこまで知識が無いので、替えました。(^^)

志ん生師で好きなのは、「火焔太鼓」の”座りションベンしてバカになっちゃう”
とか好きですねえ。
志ん朝師では「黄金餅」の某頭で”うしろには十字架が書いてあったりして”
とか、「化物使い」の”なまじ目鼻があるばっかりに・・・」のくだりも好きですねえ。
「愛宕山」の”オオカミにはヨイショが効かない”も傑作ですねえ。

私がどうしても好きなのが、文朝師の「寝床」で、旦那の義太夫を長屋の衆が聴いていて声を掛ける処で、
”よっ、黒門町!””なんで黒門町なの””いいんだよどっちも文楽だから”
と言うくだりが最高に好きですね。


志ん生師で、「宿屋の富」で”外れたらどうすんの?””うどん食って寝ちゃう”もいいですね!
書いて行くときりが無いのですが、こう書いて来て志ん生、志ん朝親子には優れたくすぐりが多い様な気がします。
その点柳家の噺家さん(三語楼師は除く)はくすぐりよりも、噺の間や展開で笑いを取る傾向がより強い気がしますね。
柳家のくすぐりで有名なのは「南瓜屋」の”ライスカレーはさじで食う”が有名ですね。
後は沢山あるんでしょうが、不勉強なのでこのくらいで・・・(^^)
小さん師が噺そのもので笑いを取っていて、小三治師は「古典落語はそのまま語ればそのままで充分面白く成るように出来ているのだから」と書いてますから、其の様な傾向なのでしょうね。

皆さんは誰のどんな噺のくすぐりが好きですか?(^^)

動画は古今亭のくすぐりのかたまりとも言うベきこの話を
若き志ん朝師で・・・