今日は桂小南師匠の命日です。
今年で亡くなってから15年ですか・・・早いものですね。
konan

初めて小南師の噺を聴いたのは、NHKーTVでの落語の番組でした。
小学生の時でしたね。
演目が何だったのかはハッキリ覚えて居ないのですが、
長屋の衆だか、村の衆が大家さんか庄屋さんの所に次々に訪れる所が面白かったので、そのシーンだけ良く覚えています。
「こんちは〜」「「こんちは〜」と口々にするのですが、その話し方や声のトーンが一人一人違っていて、
「なんて面白い噺家さんだろう!」と感じました。

それから放送があると必ず見たり聴いたりしていました。
「鋳掛屋」は上方では春団治師のネタだそうですが、
私にとっては小南師が一番でした。
悪ガキが散々鋳掛屋さんをからかって、鰻屋に行ってさらにいたずらをする。
何時も聴くたびに大笑いさせて貰いました。

「菜刀息子」は吉朝師の「弱法師」が有名ですが、小南師のは吉朝師より父親が厳しいんですよね。
季節の移り変わり等も物売りの口上で表現したり、忘れられない演目の一つです。
今は小南治さんが舞台を江戸に移して演じていますね。





小南師匠の音源は色々上げましたが、やはりこれで。