627eac60.jpg昨日公開の「お台場寄席」は皆さんもう聴きましたか?
中々良かったですねえ。
演目は「四段目」上方だと「蔵丁稚」ですね。
遊雀さんは芸協に移ってからいい意味で弾けましたね。
三太楼時代は寄席だと、何か鬱屈した処があって、
いい時は物凄く良いのだけど、
玉に高座を投げる時もありました。
当時の師匠、権太楼師と何が有ったのかは知るよしもありませんが、
芸協に移ってからは、吹っ切れたと言うか、
芸に大胆さが出てきましたね。
塚チャンも言ってましたが、どんな演目も爆笑編に替えてしまう実力を
兼ね備えてきましたね。

ある時、仲入りで桃太郎師が出ていた時の事、
「今日はまともに噺をしているやつは、遊雀と俺だけだな!」
と言って笑いを取っていました。
当然芸協の幹部にも認められてるんですね。

この演目では、歌舞伎の舞台が解る様な台詞も入れて、定吉に喋らせて
いますね。ここが芸が細かいですね。
定吉の描き方も重要ですが、旦那の人物の描き方も大切ですね。
口では厳しい事を言っても、人情のある旦那として描かれていますね。
中々結構な音源でした。
この演目では志ん朝師匠のもおすすめです。
確かyoutubeにあったハズなので見てみて下さい。
これもいいです。オーソドックスですが、実に間がいいですね。(^^)